2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財�����������������������������������������������������������Threshold along anterior–posterior axis in μm Threshold along medial–lateral axis in μm Anterior Posterior Medial Lateral Contactor drive controller Psychophysical measurement system : Contactor�� Moving range: 1.0 μm to 5.0 mm Plantar tactile stimulation platform Patient response switch ������Contactor 足底感覚検査システム(左図)と健常者の足底皮膚のずれ刺激に対する知覚閾特性(右図)●感覚や運動に関する生体計測および解析●複合現実感や人工現実感の生体影響評価●機能材料を用いたソフトアクチュエータの設計●健康福祉工学やリハ工学に関する医工連携● 特許出願情報2011-093588 「足裏における感覚閾値の測定装置、および測定方法」謝辞: 本研究の一部は、昭和大学・大阪医科大学・昭和伊南総合病院・飛鳥電機製作所などの協力により推進しています。 糖尿病は早期に自覚症状が現れることは希であり、QOLに多大な影響を及ぼす合併症(網膜症・腎症・神経障害)を静かに進行させます。そこで、早期発見を目的として、診療所や高齢者施設等で手軽に利用できる検査装置の開発を行っています。具体的には、神経障害や加齢により生じる皮膚感覚の初期鈍麻を感度よく定量化するために、足底皮膚のずれ(変形)刺激に対する知覚能力を心理物理学的手法で調べる触覚検査システムを試作し、従来方法(例えば、触圧覚の二点弁別閾検査はmmレベル)に比べて、µmレベル(高精度)で評価できることを確認しました。 国民病と呼ばれる「糖尿病」(世界では3億6620万人)は、生活習慣の改善が治療の基本です。しかし、自覚症状に乏しい初期には改善に至らないケースが多くあります。なかでも糖尿病の三大合併症のひとつである「神経障害」は比較的早期から出現する症状であり、病状の進行度を把握する上で極めて有用です。そこで本研究では、足底の皮膚感覚から神経障害を定量的に判定でき、生活習慣改善への動機付け、健康寿命延伸への貢献が期待できるコンパクトで簡便な仕組みの「足底感覚検査システム」の実用化に向けた機器開発を医工連携のなかで進めています。 ●国民病と呼ばれる糖尿病の早期発見や転倒予防をめざす ●高齢者施設や病院での利用に適したコンパクトな測定機器 ●神経障害や皮膚感覚の鈍麻を感度よく定量的に検査するツール■ 研究担当:井野秀一/佐藤満/林健志/大西忠輔/布川清彦 ■ ヒューマンライフテクノロジー研究部門 身体適応支援工学グループ■ 連携担当:本間一弘 / 池田喜一 足底の皮膚感覚に関する定量評価装置の開発● 研究拠点つくば中央136ライフサイエンス分野第6会場L-57L-57

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