2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財コストパフォーマンスに優れ、研究スピードも速いショウジョウバエの様々な解析手法ゴーシェ病の視点からパーキンソン病の解明へ● パーキンソン病モデルショウジョウバエを用いた機能性物質の評価、新規治療薬のスクリーニング● ゴーシェ病モデルショウジョウバエを用いた機能性物質の評価、新規治療薬のスクリーニング ゴーシェ病は先天性代謝異常の遺伝性疾患です。神経症状や肝臓や脾臓の肥大、貧血症状等様々な症状を呈します。この病気の原因は糖脂質を分解する酵素に遺伝的変異が入り、糖脂質が蓄積することによるものであると考えられてきましたが、それだけでは様々な症状が説明できませんでした。そこで我々は分解酵素自体が変異することによって毒性を持ってしまったのではないかと仮説を立て、ショウジョウバエモデル動物を用いてそれを実証することに成功しました。その毒性がパーキンソン病に及ぼす影響について研究を進めています。 2009年、ゴーシェ病という遺伝病の原因遺伝子に変異が入っているとパーキンソン病発症リスクが約28倍に上昇することが報告されました。このことから、ゴーシェ病原因遺伝子の視点からパーキンソン病の分子メカニズムに迫り、新たな視点での治療法の開発、早期診断、及び疾患の予防に繋げる研究が非常に望まれています。 今回我々は世界で初めてゴーシェ病モデルショウジョウバエの作製に成功しました。パーキンソン病モデルショウジョウバエは既に存在しており、両疾患モデルを用いて新たな治療戦略を素早く構築することが研究のねらいです。 ●ゴーシェ病モデルショウジョウバエの作製に成功 ●今まで考えられていなかった新たな作用機序の解明 ●パーキンソン病の解明にも貢献の可能性■ 研究担当:石田直理雄/鈴木孝洋 ■ バイオメディカル研究部門■ 連携担当:丹羽修 /小高正人 ゴーシェ病モデルショウジョウバエの作製と新しい治療戦略● 研究拠点つくば中央131ライフサイエンス分野第6会場L-52L-52

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