2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財コア時計遺伝子群とC/EBPα遺伝子は相互に制御しあう深夜の飲食は肥満のもと● 培養細胞と個体を用いた、機能性物質が時計遺伝子に与える影響等の評価● 食品・機能性物質が代謝や寿命、生活周期に与える影響等の評価 肝臓での発現が周期的に変動する遺伝子を網羅的に調べたのがきっかけで、糖代謝の中核的な役割を担う遺伝子C/EBPαと時計遺伝子が、お互いを制御しあう事を明らかにしました。C/EBPαの発現は、培養細胞でも同様に、周期的な変動が確かめられました。現在、培養細胞に様々な薬剤を加え、時計遺伝子の発現周期への影響を調べています。 不規則な生活が代謝に与える悪影響は、既に広く知られていますが、この研究が、メタボリックシンドロームの予防や治療の糸口として役立つと考えています。 「夜中に食事をすると太る」と言われますが、これは、同じ内容の食事でも、食べる時間によって、脂肪として蓄積しやすくなるからです。多くの遺伝子は、時計遺伝子の制御を受けています。そのため、薬剤の効果が、投与時刻によって大きく左右される事も知られています。 私たちは、代謝の中心的な遺伝子が、時計遺伝子に制御されている事を突き止めました。生物時計と代謝との関係をより一層明らかにする事で、肥満や高血圧などのメタボリックシンドロームの予防に役立てる事が狙いです。 ●メタボリックシンドロームの予防に有用 ●培養細胞を用いた迅速な解析 ●ショウジョウバエを用いた実験系で、細胞から個体レベルまで解析■ 研究担当:石田直理雄/川崎陽久 ■ バイオメディカル研究部門■ 連携担当:丹羽修 /小高正人 生物時計遺伝子と代謝● 研究拠点つくば中央130ライフサイエンス分野第6会場L-51L-51

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