2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財PERISS法の手順の概念図可溶性タンパク質への指向性分子進化技術● ①疾患に関与するなど創薬に関連する膜タンパク質等を標的とするペプチド取得,②その他の興味の対象である標的タンパク質に結合するペプチド取得,のための共同研究● 特許出願情報WO2010/104115「膜タンパク質を特異的に認識するポリペプチド゙の調製方法」、WO2010/104114「ポリペプチドライブラリーを調製する方法」謝辞: 本研究の一部は、NEDO産業技術研究助成により行われました。 大腸菌の内膜とペリプラズム空間を利用するPERISS法(intra Periplasm Secretion and Selection法)を考案しました。この方法では標的分子を大腸菌内膜に、ペプチドライブラリーをペリプラズム空間に発現させ、標的分子と相互作用するペプチドを回収して遺伝子情報を再生することによりスクリーニングします。この技術を用いてタランチュラから発見したT型カルシウムチャネルを認識するペプチドを基に作製したライブラリーからムスカリン性アセチルコリン受容体m2サブタイプを認識するペプチドを得ることに成功しました。 イオンチャネルやトランスポーター、Gタンパク質共役型受容体などの膜タンパク質は創薬ターゲットの約6割を占めると言われています。これらの膜タンパク質を標的とする分子のハイスループット創出系が構築できれば創薬を加速化することが可能であると考えています。私達は指向的分子進化工学的手法を用いた自然界の生理活性ペプチドの改変に関する技術を開発し、膜タンパク質の可溶性部分を利用したスクリーニング系を構築していましたが、更に膜タンパク質が細胞膜に組み込まれている状態でスクリーニングできる系の開発を行いました。 ●生理活性ペプチドの分子骨格を保持するランダムライブラリー ●cDNAとペプチドとを一対一対応させた試験管内分子進化技術 ●重要な創薬標的分子である膜タンパク質を認識するペプチドの創製■ 研究担当:木村忠史/久保泰/亀山仁彦 ■ バイオメディカル研究部門 脳機能調節因子研究グループ■ 連携担当:竹生一行 /丹羽修 /小高正人 膜タンパク質を標的とするペプチドを創出する分子進化工学技術● 研究拠点つくば中央129ライフサイエンス分野第6会場L-50L-50

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