2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財生体恒常性を維持しつつ免疫応答能力を高く保つ経口剤•食物成分を開発します●消化管免疫細胞の解析● 炎症性疾患モデル動物を用いた経口剤•食物成分の免疫賦活機能の評価●制御性T細胞の解析●特許公開2012-41312 「抗炎症経口投与剤」謝辞: 本研究の一部は、生物系特定産業技術研究支援センターによるイノベーション創出基礎的研究推進事業によります。 生体防御と抗炎症機能は免疫機能の二つの側面であり、生後の環境因子(病原体、腸内細菌、食物成分など)に反応して個体ごとの環境適応能力として発達します。加齢などにより生体防御能が下がると感染や腫瘍に対する抵抗性が低下すると同時に、抗炎症機能が弱まることによりアレルギーやリウマチなどの炎症性疾患にも無防備となります。食物成分の中でも多糖や核酸は自然免疫細胞を強力に活性化し、消化管免疫ひいては全身性の免疫応答能力を増強するため、β-グルカンなどの免疫賦活•安定化メカニズムを解明しています。 消化管免疫機構を理解し積極的に活性制御することによって、健康を回復•増進する技術を開発してきました。(1)腸内細菌や核酸•多糖など食品成分による免疫賦活作用、摂取時の応答性としくみについて(2)消化管免疫の中心的なしくみである経口免疫寛容を医療に直結させるための疾患モデル作成とメカニズム解明 このような成果を実用まで高め、免疫研究を日常生活に役立つ学問として活用することにより、高齢化社会における国民の健康の維持向上と医療費の軽減に貢献する技術と産業を創成していきます。 ●経口免疫寛容による抗炎症メカニズムの解明と粘膜アジュバントの開発 ●自然免疫修飾による健康増進を目指した高機能食品開発の試み ●消化管免疫機構の解明に基づく年齢別機能性食品の開発■ 研究担当:辻典子 ■ バイオメディカル研究部門 分子複合医薬研究グループ■ 連携担当:丹羽修 /小高正人 腸内環境因子による免疫応答の調節機構● 研究拠点つくば中央127ライフサイエンス分野第6会場L-48L-48

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