2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財絶食後再給餌によるtHODEの誘導tHODEの日内リズムと給餌時刻制限による変化●血漿を用いた生体内の酸化ストレス測定● 実験動物(マウス)を用いた摂食量及び摂食行動リズムの測定とそれに伴う酸化ストレス変化測定● 酸化ストレスに対する抗酸化物質の時刻依存的効用評価● 特許出願情報 特願2012-067165 2012/02/28「行動リズムモニタリング用バイオマーカー」 我々は、マウスの血液を用いてtHODEを測定することで、体内の酸化ストレスが日内変動を示すことに成功しました。酸化ストレスの日内変化は、体内時計制御というよりも摂食行動と強く連動しており、マウスへの餌の提示時刻を変化させる事でそのリズムパターンが変化する事を見いだしました。また、tHODEは絶食時には上昇が認められず、再給餌により上昇してくる事がわかりました。tHODEの日内変動は摂食行動に連動して変化します。夜食症診断などの摂食行動を推測したり、運動後の酸化ストレスなどをトレースするためにも有効なマーカーと考えられます。 酸化ストレスは生活習慣病をはじめとしたさまざまな疾患の発症に関与していることが知られています。他方で糖尿病などの生活習慣病の発症と体内時計の乱れが密接に関連しています。私たちは、日内リズムの乱れが酸化ストレスを介して疾患の発症へとつながる可能性を仮定し、酸化ストレスの日内リズムに着目して研究を進めています。産総研では、リノール酸酸化生成物のHODE(tHODE:total HODE)が体内酸化ストレスのバイオマーカーであることを報告してきました。tHODEの日内リズムを活用し、体内の酸化ストレスリズムや行動との関係を調べています。 ●酸化ストレスの日内リズムをモニタリングできるバイオマーカー候補分子 ●摂食リズムを追跡する事が可能 ●体内時計遺伝子では追跡できない日内行動リズム■ 研究担当:1宮崎歴/2七里元督/1大石勝隆/2吉田康一 ■ 1バイオメディカル研究部門 生物時計研究グル-プ 2健康工学研究部門 ストレスシグナル研究グループ■ 連携担当:丹羽修 /小高正人 日内行動リズムをモニタリングする新規バイオマーカー● 研究拠点つくば中央関西センター四国センター122ライフサイエンス分野第6会場L-43L-43

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