2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財transendothelial invasion 実験系● 特許第2071926号「血管内皮モデル調整用器及びこれを用いた癌細胞の転移能の測定方法」● 特許第2733207号「繊維芽細胞成長因子キメラ蛋白質を含有する医薬組成物」● 特許第5004250号「高機能化キメラ蛋白質を含有する医薬組成物」● Biochimica et Biophysica Acta 1780 (2008) 1432‒1440 放射線照射が、ヒト臍帯由来血管内皮細胞の増殖に与える影響に関しては、コロニーアッセイなどの実験系で評価を行っています。また、ヒト臍帯由来血管内皮細胞の細胞間隙に与える影響に関しては、HUVECを、二重wellチェンバーの上部に単層培養し、0~4Gyの放射線を照射後、上から高転移性ヒト繊維肉腫癌細胞を播種して、内皮細胞間隙と上部チェンバーの穴を通り抜ける癌細胞数を、顕微鏡下で計測する評価系を確立しました。 測定の結果、4Gyの放射線照射により、HUVECの増殖能や、細胞間隙が変化する事が観察されました。 原発事故以降、放射線被ばくが細胞に及ぼす影響を解析する必要性が広く認識されています。本研究では、さまざまなヒト臍帯静脈血管内皮細胞 (HUVEC) 株を用い、放射線被ばくの影響を解析する手法を開発しています。 現在、放射線被ばくがHUVECの増殖に及ぼす影響や、HUVECの細胞間隙の大きさに及ぼす影響について解析を進めています。さらに、繊維芽細胞成長因子キメラ蛋白質が、放射線被ばくによる影響を緩和する可能性についても解析を行っています。 ●放射線被ばくの人体影響が広く認識され精密評価系が希求 ●血管内皮細胞は放射線の人体影響に関与し、初代培養可能 ●放射線がヒト臍帯由来血管内皮細胞に及ぼす影響の評価手法の開発■ 研究担当:岡田知子/松田知栄/織田裕子/今村亨 ■ バイオメディカル研究部門 シグナル分子研究グループ■ 連携担当:丹羽修 /小高正人 放射線がヒト血管内皮細胞に及ぼす影響の評価● 研究拠点つくば中央114ライフサイエンス分野第6会場L-35L-35

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