2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財図2 生産可能な有用物質の例図1 大腸菌を利用して有用物質を生産 ��������������������������������������● 特許出願情報2011-141137 (2011/06/24)「大腸菌において混合糖から有機物質を生産する方法」● アンチセンスRNAによる大腸菌遺伝子のサイレンシング●大腸菌のゲノム改変技術●大腸菌の改良型遺伝子発現用ベクター謝辞: (財)加藤記念バイオサイエンス研究振興財団、及び新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「バイオマスエネルギー先導技術開発」の支援を受け、行われました。 異種遺伝子大量発現などの、一般的な遺伝子組換え技術を改良したことに加え、我々独自な技術としてアンチセンスRNAを用いた遺伝子サイレンシングがあります。 それらの技術を用いて、これまでに、バイオマスに最も多く含まれるブドウ糖を出発原料として、ピルビン酸、イソブタノールなどを作ることに成功しています。ピルビン酸は食品添加物等として、イソブタノールは軽油代替燃料として利用価値が高いことが知られています。また、これまでの知見を元にすれば、カルボン酸、アミノ酸、アルコールなど様々な化合物を生産することも可能です。 微生物による物質生産は、バイオマス(再生可能な生物由来の資源)を原料として、温和な条件下で行われます。そのため、従来の化学的に物質を合成する方法に対して、低環境負荷・省エネルギーです。大腸菌は世界で最も研究が進んでいる微生物で、扱いも容易なことから、有用物質を生産する宿主として頻繁に用いられます。しかし天然の大腸菌のままでは有用物質生産に向かないことから、遺伝子組換え技術を駆使し、その代謝経路に改変を施す必要があります。 ●大腸菌の代謝経路を改変して、アルコールなどの有用物質を生産 ●その改変に必要な、多彩な遺伝子組換え技術を開発 ●その例として、異種遺伝子大量発現技術、遺伝子サイレンシング技術■ 研究担当:中島信孝/田村具博 ■ 生物プロセス研究部門 合成生物工学研究グループ■ 連携担当:扇谷悟 /小高正人 大腸菌の代謝工学を用いた有用物質生産● 研究拠点北海道センター110ライフサイエンス分野第6会場L-31L-31

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