2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財図2 Affi nity-SMME図1 分子マトリクス電気泳動(SMME)● 特許出願情報 2008-283318 (2008/11/04)「疎水性ポリマー膜を有する電気泳動用支持体及びそれを用いた泳動分離方法」、2010-161131(2010/07/16)「電気泳動用支持体およびそれを用いた生体成分の分離分析法」謝辞: 本研究の一部は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「糖鎖機能活用技術開発」により行われたものです。本研究の一部は科研費(23310154, 23850019)の助成を受けたものです。 本技術は、難分析性糖タンパク質であるムチンを分析するために私たちが開発した分子マトリクス電気泳動(SMME)の発展技術です。SMMEで用いるポリフッ化ビニリデン膜は疎水性膜であり、アフィニティ電気泳動のためのプローブを疎水結合により簡単に吸着固定できます。このため、プローブとして利用できる物質は幅広くレクチン、抗体、脂質などを用いたアフィニティ電気泳動が可能です。また、複数のプローブを膜上の任意の位置に配置することもでき、これまでにないタイプのアフィニティ電気泳動の開発を進めています。 糖タンパク質性医薬品や糖鎖バイオマーカーなどがライフイノベーションにおける重要性を増すにつれ、タンパク質に結合した糖鎖を簡便に分析する技術が望まれています。レクチンアフィニティ電気泳動は糖鎖バイオマーカーを検出する技術として有効であり、実際に臨床現場でも利用されています。本研究では疎水性膜を用いる簡便なアフィニティ電気泳動法を開発し、次世代臨床検査技術としての応用を検討しています。さらに糖タンパク質性医薬品の糖鎖分析など、他の用途への応用も念頭に本技術の物理化学的基礎や理論の構築も行っています。 ●ポリフッ化ビニリデン膜を用いる新しい電気泳動 ●疎水性膜が可能にする“マルチプローブアフィニティ電気泳動” ●糖鎖バイオマーカーなど次世代診断マーカーの検出技術として有効■ 研究担当:松野裕樹/亀山昭彦 ■ 生物プロセス研究部門 複合糖質応用研究グループ■ 連携担当:扇谷悟 /小高正人 新しいアフィニティ電気泳動プラットフォームAffi nity-SMME● 研究拠点つくば中央105ライフサイエンス分野第6会場L-26L-26

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