2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財超低コスト医療診断用マイクロ流路チップ●簡便・超低コストな検査チップの作製技術●全血からマイクロ流路チップを用いて計測する技術● 水質や動植物の健康状態などを現場で簡易にモニタリングする技術謝辞: 本研究の一部は公益財団法人天田財団奨励研究助成を受けたものです。 一滴の血液と展開液を滴下するだけで血漿成分(回収率:60-80%、抽出時間:30-90秒)が抽出され、血中試料を迅速に検出できる、簡便・超安価なマイクロ流路チップを開発しました。殆どの医療用検査紙は、紙片の変色・発光で判定を行いますが、本チップは透明シート上にクリアに結果が表れるため、精度・感度に優れています。 現場で、簡便、迅速、安価(血球分離操作不要、送液装置不要、インキュベート時の乾燥が大きく低減、1~3円/チップ)に検知する事をめざし、多様なニーズに対応したマイクロ流路チップの作製に成功しました。 微量の試験液でバイオ・化学分析を行うマイクロ流路チップは、費用、耐久性、使い易さが実用化の障害になっています。紙と両面テープで作製する本チップは、発展途上国でも手が届く費用で作製できます。従来の医療用検査紙とは異なり、半導体製造技術で作製する高度なマイクロ流路チップ(ガラス・プラスチック製)と同等の精度・感度が得られるため、偽陽性・偽陰性の問題を大きく低減できます。本チップが普及すれば、血液中の各種バイオマーカーやHIV等の感染症に対するその場診断・早期発見、新薬の開発に対し、飛躍的な迅速化・効率化が期待できます。 ●紙と両面テープを使い、僅か3円でマイクロ流路チップを作製 ●電力や煩雑な操作が不要で、免疫学的測定法への展開が可能 ●医療施設が整っていない発展途上国や緊急時でも手軽に検査が可能■ 研究担当:渕脇雄介/高岡宏樹/田中正人/阿部佳織/片岡正俊/大家利彦 ■ 健康工学研究部門 バイオデバイス研究グル-プ/バイオマーカー解析研究グループ■ 連携担当:達吉郎 /小高正人 超低コスト医療診断用マイクロ流路チップ● 研究拠点四国センター99ライフサイエンス分野第6会場L-20L-20

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