2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財光による細胞接着制御(左は照射、右側は未照射)ケージドペプチドのレセプター結合の光制御●ケージドペプチドの合成技術・応用技術● 特許第2863834号 (H10/12/18)「ケージドペプチド」、特開2007-302584 (H19/11/22) ケージドペプチド」、特許第4793644号 (H23/08/05)「ケージドペプチドの合成法」、特許第4682364号 (H23/02/18)「細胞培養基板」 ●ぺプチド以外のケージド化合物の合成技術・利用技術● 特開2009-249468 (H21/10/29)(臭気物質・香料の光による放出)、WO 2011/027718 A1 (H23/03/10)(酵素基質)● 分子設計:生理活性ペプチドの活性発現に重要なアミノ酸残基に光解離性保護基を導入することにより、生理活性を遮蔽(ケージ)することが可能です。● 合成:ケージドペプチドは、固相合成法により、容易に短時間で合成可能です。通常の有機化学合成が可能な施設で製造可能であり、特殊な施設や装置を必要としません。● 光制御技術:光解離性保護基として用いたニトロベンジル基は、マイクロ秒~ミリ秒以下の時定数で解離します。生理現象に比較し「瞬時」に生理活性物質濃度を上昇することができ、高速の生理現象の解明に有効です。 光は、高速かつ低侵襲に目的部位を「刺激」する手段です。光によって生理活性を制御できる化合物を用いれば、パルス状の光によって瞬間に、絞り込んだ光照射によって局所に、生理活性物質濃度の変化を起こすことができます。このような使用法を実現できる化合物として、ケージド化合物が知られています。これは、生理活性物質に光解離性保護基を導入することにより、不活性化した前駆体ですが、光照射により生理活性物質に転換することが可能です。産総研では、これまで合成が困難であった生理活性ペプチドのケージド化合物の技術開発を行ってきました。 ●光化学反応による生理活性ペプチドの生成技術 ●マイクロ秒~ミリ秒で瞬時に生成 ●特定の部位・タイミングで、高速の生理現象の解明ツールに有効■ 研究担当:達吉郎 ■ 健康工学研究部門■ 連携担当:達吉郎 /小高正人 ケージドペプチド:生理活性物質の光による反応開始技術● 研究拠点関西センター98ライフサイエンス分野第6会場L-19L-19

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