Vol13-4
7/20
7産総研TODAY 2013-04ションを明確に果たせるように取り組んでいきたいと思います。濱田議長からお話のありました、海外展開についてですが、産総研は海外に拠点をつくるというよりも、例えば、フランスの国立科学研究センター(CNRS)やタイの国家科学技術開発庁(NSTDA)のような海外の研究機関と協力して、そこに日本企業あるいは現地の国々の企業にも参加していただく形でのグローバル展開を主に考えていきたいと思っています。平山委員はじめ何人かの委員から指摘のありました日本人論については本当に考えさせられる問題です。日本人は謙譲の美徳を生まれながらもっているかと思いますが、これからは国際社会ではアピールする姿勢が大事です。近年産総研では国際標準化委員会に直接関わる人材だけでも全研究職員の10 %ぐらいになります。研究発表という点では、その何倍も海外進出をしていると思っています。さらに、研修として海外の研究機関に派遣する短期派遣、長期派遣が合わせて年に100人ぐらいになります。このようにグローバルに活躍する人材の育成には、意を用いているつもりですが、その重要性をあらためて強く感じましたので、これからもこういうところはしっかりと取り組んでいきたいと思っています。産総研の産業界や大学と連携したオープンイノベーションハブについては、産総研全部がオープンイノベーションハブだという心構えで取り組んでおります。産総研の部署には、明確なハブ的な機能もありますし、研究のフェーズによっては出口に近づいたものをサポートする場合もあります。また、新しく始めるために強引にリードする場合もあります。いろいろなケースですけれども、少なくとも出口に近づいて、出口を突破するまでやるという姿勢でやっています。皆さま方からいただきました人材の問題、育成の問題、ダイバーシティの問題、イノベーションの出し方の問題などで、さまざまな工夫やダイナミックな成果が出るような取り組みが必要だと強く感じさせられた課題がたくさんありましたので、今後の活動に活かしていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。2つのグループで行った研究現場視察「日本産業を元気にする産総研の研究」を実感していただくことを目的として、以下の2コースに分かれ、6つの研究テーマを対象に研究現場視察を行いました。「定量NMR技術による革新的計量トレーサビリティの実現」計測標準研究部門【Aコース】【Bコース】「持続発現型RNAベクターを用いた血液からの高品質iPS細胞の樹立」幹細胞工学研究センター「SiCパワーエレクトロニクスの研究開発」先進パワーエレクトロニクス研究センター「ミニマルファブシステム」ナノエレクトロニクス研究部門「大陸棚延伸と海底資源探査への貢献」地質情報研究部門「プルシアンブルーナノ粒子を用いた放射性セシウム除染」ナノシステム研究部門
元のページ