2013
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社会との共生38■ 社会との共生社会とのコミュニケーション 関西センターの科学教室活動 サイエンスカフェ の取り組み社会との共生 関西センターでは、研究活動で得られた知見に基づく科学の楽しさ・不思議さを伝える活動を推進しています。関西を中心に子供から大人まで楽しむことができるよう工夫された科学教室を各地で開催しています。科学教室「無重力を体感しよう」では、家庭でも簡単に実験ができるように家庭にあるものを利用して無重力を体験する実験を紹介しています。科学教室「地震と津波の話」では、地震の歴史を調査することにより地震の性質を分析する地震考古学に基づいた話に加えて、地震考古学の調査の鍵となる液状化現象の実験を通じて体験することができま 産総研では、従来からアウトリーチ活動に力を入れており、その一環としてつくばセンターを中心にサイエンスカフェを実施してきました。今年は、サイエンスカフェの取り組みを地域センターにも広げました。★�2013年3月21日に、産総研北海道センター札幌大通りサイトで、「菌のミュージアム~食べ物が光った原因は!? 電気を食べる菌!? 菌が虫を救う!? 驚きの菌の世界~」をテーマに、3部構成で実施いたしました。パート1では、実際に食品に起こった変敗(変色、腐敗)した事例を。パート2では、最近発見された電気エネルギーを放出・吸収する特殊な微生物を使った微生物燃料電池を作る取り組みを。パート3では、自然界にある様々な昆虫とその体内にいる共生微生物との関係や共生微生物の働きを調べることにより、害虫の駆除に役立たせようとする取り組みなどをそれぞれ紹介しました。参加者からは、「身近な事例でわかりやすく、しかも最近の微生物の話題に触れることができ、最後まで知的好奇心を刺激されました」と好評を得ました。す。各科学教室の共通点は、普段体験できない実験を通じて現象を確認し、知的好奇心を刺激することです。多くの小学校やPTAなどからの要望があり、2012年度に計79回の科学教室を開催し、のべ6,508名の方々が参加されました。★�2013年5月9日に、九州センター、佐賀県、鳥栖市と共催して、鳥栖市の市立図書館で実施しました(九州では、初の試みです)。「レアアースを確保せよ!~希少資源探査の最前線」と題し、レアアース元素の特徴、産業への利用などを紹介し、さらにレアアースが使われている製品を展示し、参加者にどのくらいの量のレアアースが使われているかを特定の測定器を使って計測していただきました。また、レアアース資源の探査状況や資源問題の解決に向けた研究内容などを紹介し、高校生、退職された方や主婦の方などにレアアースについての産総研の取り組みに対する理解を深めていただきました。科学教室の様子北海道センター九州センター

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