産総研レポート
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15持続発展可能な社会の実現に向けて持続発展可能な社会の実現に向けて 近年、諸外国ではナノテクノロジー、ナノエレクトロニクスの分野において大規模な研究開発拠点が注目を集めており、わが国においても産業界から国内にナノテク拠点形成を要望する声が強く上がっていました。そうした背景の中、2009年6月に世界水準の先端ナノテク研究設備・人材が集積するつくばにおいて産総研、物質・材料研究機構(物材機構)及び筑波大学が中核となり、日本経済団体連合会の協力も得て、つくばイノベーションアリーナ(TIA)-nanoと呼ばれる世界的なナノテク研究拠点形成を目指すことを発表し、以来、関係機関が力を合わせて拠点の構築に取り組んでいます。つくばイノベーションアリーナ 世界的ナノテクノロジー研究拠点の構築【拠点のポイント】●世界水準の先端ナノテク研究設備・人材が集積するつくばにおいて、産総研、物材機構及び筑波大学が中核となって、世界的なナノテク研究拠点を形成することを目指します。●経済産業省・文部科学省が協力し、産学とも連携しながら、2008年度より強力に拠点形成を支援しています。●主要企業・大学との連携網を広げ、産学官に開かれた融合拠点として、ナノテクの産業化と人材育成を一体的に推進します。【拠点の理念】(1)世界的な価値の創造共通基盤インフラでの実用実証により世界的な新事業を創出することを目指します。(2)Under One Roof産学官それぞれの研究者・研究体が、組織の壁を越えて結集・融合する場「共創場(Under One Roof)」を提供します。(3)自立・好循環共通基盤インフラは、国際的に優位性のある利用価値を国内外に提供します。(4) Win-Win連携網国内外にネットワークを広げ、連携力を強化して、価値を創造します。(5)次世代人材育成教育(次世代人材育成)機能を産学官連携により充実させます。【6つのコア研究領域】 産学官が強みを有するナノテク領域において、蓄積された研究基盤インフラを活かした6つのコア研究領域を設定。産学官の力を結集した拠点研究開発を加速的に推進します。【3つのコアインフラ】 産総研・物材機構に整備・蓄積してきたナノ計測設備、ナノ加工設備、スーパークリーンルームなどの高度で貴重な研究インフラを広く産学官の共用設備として利用開放します。 筑波大学及び関係大学と連携して、先端ナノ研究インフラを活用した次世代人材育成・大学院機能を附設します。 ナノグリーンナノテクを活用した環境技術研究ナノ材料安全評価ナノ材料安全に係る世界的データ集積・評価カーボンナノチューブCNT量産実証と多様な用途材料とCNTとの融合材料開発ナノテク共用施設産総研・物材機構の産学官共用研究設備(ナノ計 測、ナノ加工等)ナノテク大学院連携筑波大学、関係大学と連携したナノテク大学院機能ナノエレクトロニクスパワーエレクトロニクスN-MEMS・ナノCMOS ・バックエンドデバイス・シリコンフォトニクス ・新材料・カーボンエレクトロニクス ・先端リソグラフィー(EUVL)・スピントロニクス6つのコア研究領域3つのコアインフラ高付加価値多品種/量産集積N-MEMSSiC 基板→デバイス→システムまで統合的なパワー半導体の研究開発・実証ナノデバイス実証・評価ファンドリー・プロトタイプデバイス(線幅 45-65nmCMOS、N-MEMS 等)試作・実証・評価(φ200-300mm)・SiC パワーデバイス試作・実証・評価
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