産総研LINK No7
12/16

――産総研は企業との共創において、どのような役割を果たすべきでしょうか。山田 産総研の研究者には、どこに、どのような橋をつくるのかを示し、導いてほしい。今あるもの、できたものを見せるよりも、先への期待を語り、自分がやればこのようなことができるよと、未来を描いていってほしいです。もちろん、研究者がすべて一人で背負う必要はなく、企業などとチームを組んでやっていけばよいわけです。――パナソニックに戻った後、産総研との共同研究などは考えていますか。山田 もちろん、ともに未来を創造していきたいと考えています。2015年度はパナソニックをはじめとする企業に対し、産総研の認知度を高める活動に力を入れましたが、そのおかげで、私自身、思いがけずパナソニック内のネットワークも広がりました。会社に戻っても、より産総研との縁結びがしやすくなると感じています。 企業の研究開発は今あるものを改良するやり方が多いですが、現在求められているイノベーションはそのようなものではなく、まだ事業としては存在せず、企業はぼんやりしたイメージしか抱けていないところにこそあるのではないでしょうか。そのようなところにはまだ橋はなく、あるとしても虹のようにぼんやりした橋で、その先に何が見えるかは、一緒に橋をつくってみないとわからないのです。ぜひ企業と産総研が手を取り合い、一緒に橋をつくる研究をしていければと思っています。――最後に、企業の方々へメッセージをお願いします。山田 山に登らないと見えない景色があるように、つくばに来ないと得られない情報が産総研にはたくさんあります。ぜひ一度、産総研を見にいらしてください。私がご案内します!キーポイントKEY POINT1産総研の研究者と実際に話してみると、同じ目線で語り合うことができる。2産総研の強みは研究者そのもの。将来を見せて導いてくれる存在に!3企業とともに橋をつくり、二人三脚の関係を目指したい。AIST PERSONNEL FROM CORPORATIONS12 LINK 2016-07

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る