ADMERとは?ADMERとは、化学物質の大気環境濃度推定及び曝露評価を行なうモデルと一連のシステムであり、以下の機能を備えています。
概要ADMER(正式名称:産総研−曝露・リスク評価大気拡散モデル(national institute of Advanced Industrial Science and Technology - Atmospheric Dispersion Model for Exposure and Risk assessment : AIST-ADMER ) は、関東全体のようなスケールでの化学物質濃度の時空間分布の推定を対象としており、5×5kmの空間分解能と6つの時間帯でかつ1カ月の平均値の推定を実現できるものです。
ADMERには、大気中濃度及び沈着量の分布を推定する機能に加えて、グリッド排出量を作成する機能、気象データを加工・解析する機能、曝露人口分布の計算のように推定濃度を解析する機能などが含まれています。また,計算操作や結果の管理を助けるグラフィック・ユーザー・インターフェイスや、発生源、濃度、沈着量分布のマッピング表示、任意の地点での値の抽出など、曝露評価に用いる基本的な機能はほぼ実装されております*。 2002年3月には、まだ開発途中ではありましたがα版(Ver.0.5α)として試験的公開を行い、40人規模の技術講習会を実施しました。そして今回、適用地域を関東地方に限定したβ版(Ver.0.8β)を一般公開するに至りました。現在、全国の任意の地域での運用に向けて準備を進めています。また、本モデルに関する技術情報の詳細につきましては、専門雑誌や出版物などを通して公開できるよう、現在準備を進めております。 本モデルを用いることにより、シミュレーションモデルの専門家だけでなく、リスク評価に携わる研究者や評価者、さらに国や自治体などの行政担当者や企業においても広域の時空間濃度分布の推定が可能となり、化学物質のリスク評価、とくに時空間分布を考慮したリスク評価が進展することを期待しております。 *グラフィック・ユーザー・インターフェイス部分については,新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) 委託のプロジェクト「化学物質のリスク評価及びリスク評価手法の開発」のテーマ「リスク管理,リスク評価手法の開発及び管理対策の削減効果分析」の研究成果です。 |
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問い合わせ ・入手方法等 化学物質リスク管理研究センター crm-software@m.aist.go.jp |