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平成14年6月10日に日本学士院会館において、学術上特にすぐれた論文・著書その他研究業績を顕彰する平成14年度日本学士院賞・恩賜賞の授賞式が行われ、飯島澄男博士(新炭素系材料開発研究センター長、日本電気株式会社基礎研究所主席研究員、名城大学理工学部教授、科学技術振興事業団国際共同事業代表研究者)の「高分解能電子顕微鏡の開発とカーボンナノチューブの発見」の業績に対して日本学士院賞・恩賜賞が贈られました。
飯島博士は、「電子顕微鏡を使って原子配列を直接見る」という研究を進めて行くなかで、1991年高度な電子顕微鏡技術を駆使することでアーク放電炭素電極の堆積物の中から、カーボンナノチューブを発見しました。前年にフラーレン分子の大量合成法が発見され、当時は世界中の多くの研究者がフラーレンの合成に取り組んでいました。ほとんどの研究者が、フラーレン分子が多く含まれる“すす”にだけ注目していたなかで、飯島博士は電極の堆積物に着目し、それまで培われた高分解能電子顕微鏡の技術をもって太さが数nmのカーボン針状結晶の電子線回折図形から「らせん構造をもつチューブ構造」を見いだしたのです。 飯島博士は、現在も産業技術総合研究所、日本電気株式会社、名城大学、科学技術振興事業団において精力的に研究に取り組んでおり、この分野における世界的な牽引役を果たしています。 |
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授賞会場の様子 (写真:日本学士院提供) |
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飯島澄男博士の略歴
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