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2001年5月24日掲載

谷江和雄知能システム研究部門長、エンゲルバーガー賞を受賞

谷江和雄の写真
 第32回国際ロボットシンポジウム(ISR2001、4/17-21,Seoul)において、谷江和雄当所知能システム研究部門長が、国際ロボット連盟(IFR)より2001年 エンゲルバーガー賞(Technology Development Award)を受賞した。審査委員会は、長年国立研究所でロボット研究に従事し、ロボット産業の発展に貢献した世界で最も重要な研究者の1人として以下のように受賞理由を紹介している。

 経済産業省の前身である通商産業省の機械技術研究所に1971年に入所以来、産業用ロボットに感覚制御を導入する技術に取り組み、特に触覚センサや力センサの開発と制御において顕著な業績をあげ世界的に知られている。また、ロボットの応用に関しては、筋電義手の開発や感覚情報フィードバック、仮想現実感技術を活用した遠隔操作などの研究にいち早く取り組み顕著な業績をあげた。さらには、最近では、人間共存型ロボットの実用化に向けたヒューマノイドロボットに関するナショナルプロジェクト計画の立案に貢献するなど国立研究所の研究者として国家プロジェクトの立ち上げにも貢献してきた。一方、氏は、早稲田大学の客員教授、筑波大学の併任教授として、また、日本ロボット学会副会長, IEEEのTechnical Committeeの委員長を歴任するなど教育や学会活動にも貢献した。

平成19年6月9日、谷江和雄氏(元産総研知能システム研究部門部門長)がご逝去されました。

ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。

平成19年8月17日


エンゲルバーガー賞とは
 産業ロボット”ユニメート”の商業化世界ではじめて成功した著名な Joseph F. Engelberger 博士の名にちなんで名付けられた賞で、世界で最も高名なロボティックス分野の賞の一つ。技術開発、応用、教育、リーダーシップの4部門で顕著な業績を上げた個人に毎年授与される。1977年以来、2000年までに、合衆国、カナダ 、日本 、イタリア 、イギリス 、フランス 、ドイツ 、ポーランド 、スウェーデン、オーストラリア、ノルウェーとスイスから76人が授与されている。

2001年の受賞者は、以下のとおり

[ 応用部門 ]
Dr. Sungkwun Kim, Executive Vice President and General Manager, Samsung Electronics Company, Limited, 韓国

[ 教育部門 ]
Prof. George Bekey, The Gordon Marshall Professor of Computer Science, University of Southern California,合衆国

[ 技術開発部門 ]
Dr. Kazuo Tanie, Director, Intelligent Systems Research Institute, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 日本

[ リーダーシップ部門 ]
Nr. Anthony Staubli, President & CEO, Staubli International, スイス

受賞者の紹介ホームページ
http://www.robotics.org/public/articles/articlesdetails.cfm?id=373