地球の表面には、太古の時代からの、地球の活動の跡が刻み込まれています。
例えば噴火活動を示す火山であったり、大陸プレートの活動によって盛り上がったヒマラヤであったり…。
大地の大きな活動を示す跡には、断層があります。地層に何かの力が加わって、ある場所で分断され、ずれてしまう、そのずれが断層です。
では、地層に加わる力とはどんな力なのでしょうか? 私たちが固くてしっかりしていると思い込んでいる大地を切り裂く力とは…。
実は日本の断層のずれには、ある共通した規則性があるのです。規則性があるということは、日本全体に影響を与える、一つの巨大な力が働いているということです。
太平洋の海底を作っている岩盤(プレート)が、日本列島前面の日本海溝と南海トラフで沈み込んでいるという説は、すでに確立されています。そのプレートは日本の下に少しずつ潜り込んでいます。もうお分かりになったでしょう? つまり海のプレートが潜り込むときの圧力が日本列島にかかり、その力に耐えきれなくなった内陸の岩盤を動かしているというわけです。
この断層のうち、将来活動する可能性があるのが活断層。
活動するといっても、急激な動きとなって地震を起こすのはおよそ千年から数万年に一度。だから人間にとってはまったく突然のことに見えてしまうわけです。
しかし地道な調査により「大地の傷口」活断層の調査をすれば、将来の活動の可能性や活動した場合の地震の規模などを予測することができるのです。
