”ホルモン”と聞いて何を思い出しますか。日常会話でもよく使われる男性ホルモン、女性ホルモン? 食いしん坊の人はホルモン焼き?
ホルモンという言葉は知っていても、その役割を正しく理解している人は意外に少ないのではないでしょうか。
ホルモンはからだの中の情報伝達物質で、例えば男性ホルモンといわれるテストステロンや、女性ホルモンといわれるエストロゲンは、それぞれ性的な特徴をつくりだしているのです。
ところでホルモンと同じような働きをする化学物質があることが近年分かってきたのです。それが環境ホルモン。
環境ホルモンの正式名称は内分泌撹乱物質で、からだの中に入り込み、細胞のはたらきを狂わせてしまうのです。
特に生殖機能への影響が心配されており社会問題にもなっていますが、どの化学物質がどのような影響を体に与えるのか、はっきりわかっていません。
そのために研究開発されたのがDNAチップによって環境ホルモンの影響を調べる”環境ホルモンチップ”なのです。
”環境ホルモンチップ”はいわば、化学物質の正体を探りあてる名刑事なのです。

本研究開発は、産業技術総合研究所、埼玉がんセンター、東京大学医学部、(株)サイメディアの共同で行われた。