
スイッチを入れてから、待つこと数分。すべてのパソコンは、立ち上がるまでに時間がかかります。普通の電器製品のように、スイッチポンですぐに使えるようにはできていません。
「そういうものだ」と慣れてはいますが、考えてみればこれ、不便ではありませんか?
使いたい時、すぐには使えない。急いでいる時などはイライラしてしまいます。電源を切ると、あとでまた立ち上げるのが面倒なので、つけっぱなしにしてしまう。電気の無駄づかいですね。
産業技術総合研究所(産総研)の湯浅さんは、そんなパソコン・ライフを劇的に進化させる研究成果を上げました。
その名も、『酸化マグネシウムTMR(トンネル磁気抵抗)素子』。
スイッチポンですぐに使えるパソコンや、ケタ違いに大容量なハードディスクなどを、ごく近い将来に実現させる、画期的な発明です。
『酸化マグネシウムTMR素子』とは何か、これがどれほど画期的なのか、わかりやすくご説明しましょう。
