1.目的と効果
ロボットやテレビ会議システムなどのアプリケーションでは、周囲にある音源(特に話者)の位置を知る必要がある場合があります。このソフトウェアでは、複数のマイクロホンから構成されるマイクロホンアレイの入力信号を処理することにより、複数の音源の位置を知ることができます。
[適用分野]
●ロボット
●音声認識システム
●テレビ会議システム
2.技術の概要、特徴
複数のマイクロホンを空間上に並べたマイクロホンアレイでは、音源の位置が異なると、音がマイクロホンに到達する時間差が異なります。この性質を利用し、音源の位置を推定します。アルゴリズムとしては、レーダやソナーなどで用いられているサブスペース法(MUSIC)を用いています。これにより、複数の音源の位置を、高い分解能で知ることができます。
3.発明者からのメッセージ
このソフトウェアは、リアルタイム性を考慮して作成されており、産総研で開発されたマイクロホンアレイ用ハードウェアRASPにインストールして用いることにより、リアルタイムで、複数の音源位置を推定することができます。このハードウェアは、8チャネルA/D変換機およびCPU(PowerPC)などから構成されており、LANなどの機能も備えているため、推定した音源位置をLANを経由して、他のシステムで利用することも可能です。現在、ロボットや音声認識システムなどを開発しているメーカを中心に技術移転を行っています。
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●図 音源の位置を示す空間スペクトル |
●写真 マイクロホンアレイの構成例 |


