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カーボンナノチューブの切断技術

 − 液中に安定に分散させるための長さ調整 −
特許 第3650819号 (出願2002.7)

1.目的と効果

 多層カーボンナノチューブ(MWCNT)や単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を液中に安定に分散させるための長さ調整を目的とした切断技術

[適用分野]
 ● 環境影響・有害性などを適切に評価試験できるカーボンナノチューブ粒子の分散液調整
 ● 導電性塗料 

2.技術の概要、特徴

 通常のMWCNTの長さは20µm以上であり、またスーパーグロース法によるSWCNTのように長さが1mm以上になる物もあります。これらを液中に安定に分散させるには、5µm以下の長さにしないと沈降速度が速く、分散安定性を得ることは困難です。そこで、カーボンナノチューブの長さ調整を目的とした切断技術を考案しました。MWCNTやSWCNTを固化しかたまりとした後、かたまりごと脆性破壊してカーボンナノチューブを切断する手法(固化粉砕法)です。得られた切断MWCNTやSWCNTによる水分散液は分散安定性に優れています。

3.発明者からのメッセージ

 この技術は特殊な装置を必要とせず、粉体を扱った人なら誰にでもできる簡単な操作の集合です。現在、さらなる長さ調節の向上を目指しており、多方面への応用に対して共同研究を行うことができます。

写真1
MWCNTの切断前と切断後の(透過型)電子顕微鏡写真(左:切断前のMWCNT 右:切断後のMWCNT)

写真1
SWCNTの切断前と切断後の(透過型)電子顕微鏡写真(左:切断前のSWCNT 右:切断後のSWCNT)


環境管理技術研究部門
PDF(300.7KB:産総研 TODAY Vol.7 No.7 p.17)

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