1.目的と効果
高湿度条件下において自重の約2倍の水蒸気を吸収することのできる優れた吸水挙動を示す結露防止剤を開発しました。この結露防止剤は、湿度が90%以下になると自ら吸水したほとんどの水蒸気を放出するため、従来の結露防止剤とは異なり、繰り返し使用することが可能です。[適用分野]
●生活環境(自律的調湿材料・結露防止剤)
2.技術の概要、特徴
直径約2.5nm程度のチューブ径を有し、一方で数ミクロンオーダーの長さを有する材料として知られるイモゴライトは、そのチューブとチューブの隙間をうまく利用することにより、結露防止剤として最適な材料と考えられています。湿度が90%を超えると自重の約2倍の水蒸気を吸着し、90%以下となるとそのほとんどを放出する性質を有するので、吸水量が既存の材料よりもはるかに多いだけでなく、これまでの結露防止剤とは異なり、繰り返し利用可能な結露防止剤を提供することができるようになりました。3.発明者からのメッセージ
イモゴライトは現在でも自律的結露防止剤として最有力とも言える効果を示しています。また現在ではイモゴライト合成後の溶液を乾燥する方法に重点を置きながら、さらなる高い結露防止剤としての効果をもつイモゴライトの合成を試みています。共同研究などを通してさらなる展開ができることを望んでおります。|
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図2 イモゴライトおよび多孔質材料の水蒸気吸着等温線
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