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水素化触媒の製造方法

特許第3153903号(出願 1999.3)
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1.目的と効果

 粉砕と言う機械的な操作は、単純に粒子を小さくするだけでなく同時に粒子の物質としての性質を変えています。すなわち、固体の結晶構造を変化させたり、化学反応を誘起します。それ故に粉砕は“メカノケミカル反応”とも呼ばれています。メカノケミカル反応は極短時間の高温・高圧場が作用するトポケミカルな反応です。粒子のメカノケミカル反応において、雰囲気を制御することにより望んだ方向に反応を進めることができます。このようなメカノケミカル反応場を用いた超微粒子及び触媒調製法の確立を目指しています。
[適用分野]    ●軽油の超深度脱硫   ●重質油の水素化改質

2.技術の概要、特徴

 軽油の含有硫黄を50ppm 以下にする超深度脱硫技術が求められています。軽油留分中の主な硫黄化合物であるベンゾチオフェン(BT)類、特にメチル基を有する4 , 6−ジメチルジベンゾチオフェン(4,6-DMDBT)等アルキルジベンゾチオフェン類の脱硫反応性が著しく低いことが超深度脱硫を困難にしています。
 4,6-DMDBTではメチル基が硫黄原子と触媒活性点との接触を妨害するため難脱硫成分となっており、芳香環の水素化による、4,6-DMDBT類の脱硫が必要です。それを可能とするメカノケミカル処理硫化モリブデン触媒の調製法を開発しました。

3.発明者からのメッセージ

 実験室レベルでは、ほぼ開発の目処はたっており、実用化の研究(ライセンシング型共同研究等)を共同で行う企業を募集しています。数十nmの超微粒子調製の実績もあります。

図上1  図上2

図中央

 ●図上:メカノケミカル処理

 ●図中央:難脱硫成分の脱硫反応経路

 ●図下:反応実験結果


図下1 図下2

物質プロセス研究部門
PDF(202.3KB:AIST TODAY Vol.2 No.4 p.27)

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