産業技術総合研究所(産総研)が発足して1年が経過し、産総研の活動の実績が見えてきた、現段階で、国内外の企業に対して産総研の技術ポテンシャルを示し、産総研保有の技術に関して多くの企業の方々に認識や関心を深めて頂くことを目的として、技術移転可能な技術の紹介を行う。具体的内容として、今年度は、IT関連分野で産総研が保有する知的財産を対象として、2002年5月30日(木)に国内(東京)、2002年6月11日(火)に米国(西海岸シリコンバレー)でシンポジウムを開催し、技術ポテンシャルの広報・普及を行うとともに、今後の技術移転、共同研究開発等の推進に資する。
研究開発は、グローバル化によって国際的な融合が進むだけでなく、研究の現場と経営の前線が近接することで、新しい技術が間髪をおかずに市場に登場する傾向が顕在化している。グローバル化と研究ビジネスのメッカであるシリコンバレーで産総研の技術紹介を目的としたシンポジウムを開催することにより、独立行政法人化した産総研の新しい経営戦略を印象づける。
日時: 平成14年6月11日(火)
場所: マリオットホテル(Hotel Marriot) 米国 カリフォルニア州 サンタクララ市
目的: 産総研のIT関連分野技術ポテンシャルの広報
産総研発の技術移転可能性の探索と拡大
産総研の海外技術協力の推進
件数: 10件(ギネス登録の癒しロボット、全焦点顕微鏡カメラ等)
対象: 米国IT関連企業の企画・開発担当者、ベンチャーキャピタル等
商談: 産総研イノベーションズ が担当
主催: 独立行政法人 産業技術総合研究所
協賛: 日本貿易振興会(JETRO)サンフランシスコ・センター(予定)
今回の技術移転ショーケースでは、情報処理の大家であるProf. William Miller (元スタンフォード大学)やProf. Edward A. Feigenbaum (スタンフォード大学)をはじめ、日米間の国際共同研究に深く関わってこられた5人のパネラーをお招きし、日米間でどのような技術融合があり得るのかを討論するとともに、実際に日米共同研究プロジェクトに携わってこられた、Prof. Fu-Kuo Chang (産総研スマートストラクチャー研究センター長、兼スタンフォード大学教授)やProf. Richard B. Dasher (スタンフォード大学米国アジア技術マネージメントセンター長)から、その経験に基づく事例を中心に講演を頂く。また、米国の技術移転ビジネスの第1人者であるRobert Goldscheider氏 (Chairman, The International Licensing Network, Inc.)から、今回、産総研が紹介する10件の研究開発例のヒアリングを踏まえ、産総研のHIT関連研究開発の印象等をお話し頂く。
9:05-9:20
“産総研のHITに関する研究の取り組みについて紹介”
池上 徹彦(産総研理事)
9:20-11:10
<パネルディスカッション “日米間の技術融合”> 司会:樺沢 哲氏(米国パナソニック・デジタルコンセプトセンター長)
「日米間でどのような技術融合があり得るのか」について、情報処理分野の大家であるProf. William Miller (元スタンフォード大学)、Prof. Edward A. Feigenbaum (スタンフォード大学)をはじめ、日米間の国際共同研究で経験を積まれている5人のパネラーを交えて討論の場を持つ。
11:10-11:35 <コーヒーブレーク>
11:35-12:05
13:30-14:35 セッションA【ソフトウエア、情報検索、画像処理】
1.ネットワークを渡り歩けるコンピュータ・・・・・須崎 有康
2.意味構造を用いた検索システム・・・・・橋田 浩一
3.ビデオからの実時間ジェスチャー認識・・・・・岡 隆一
4.ボリュームグラフィックス(VG)クラスタによる高並列ビジュアルコンピューティング・・・・・村木 茂
5.MRI画像をカラー化する方法・・・・・村木 茂
13:30-14:35 セッションB【ロボット、センサー、電子デバイス】
1.顕微鏡下微細操作のための全焦点顕微鏡カメラ・・・・・大場 光太郎
2.ユビキュタス面触覚センサ・・・・・柴田 崇徳
3.ポータブルマニピュレーションロボット・・・・・齋藤 史倫
4.進化型ハードウェア・・・・・樋口 哲也
5.ブロック共重合ポリイミドを用いた超高速回路・・・・・板谷 太郎
14:35-16:30
商談コーナー (コーヒーブレーク)
ポスターセッション 30〜40テーマを予定
展示ブースでは、発表テーマを含めた関連研究の展示を行ない、出席者と意見交換する。
独立行政法人 産業技術総合研究所 広報部 報道室