独立行政法人産業技術総合研究所
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第3回産総研オープンラボを開催

オープンラボロゴ

 今年で3回目となる「産総研オープンラボ」を10月14日、15日につくばセンターで開催しました。このイベントは、産総研の研究成果や実験装置・共用設備などの研究リソースを企業の経営層、研究者・技術者、大学・公的機関の皆さまに広くご覧いただき、産総研との連携の拡大・強化の契機としていただくことを目的にしています。産総研全体で行う最大の成果公開イベントで、両日で延べ3,520名の来場者を迎えることができました。

 2010年4月、産総研の第3期中期目標期間がスタートしました。世界経済は金融危機から徐々に脱しつつあるとはいえ、地球規模では持続可能社会実現のために解決すべき課題が待ち受けています。

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パネル展示会場

 このような中、産総研は第1期、第2期と積み重ねてきた産学官連携活動をさらに発展させ、第3期では21世紀社会の課題に挑戦していくとともに、「オープンイノベーションハブ」機能を強化し、オープンイノベーションの実現を図ることを最大の目標としています。研究開発からイノベーションへの展開は産総研単独でなし得るものではなく、産学官が結集して、研究活動だけでなく、技術評価や標準化までも含め、産総研の「人」と「場」を活用する連携を推進することが必要です。この連携推進に必要なのは、1)産業界に開かれた公的研究機関として産総研の活動を広く知っていただく、2)研究成果を直接ご覧いただく、3)研究者と対話していただく、ということです。

 今回は、全国の研究拠点から集めた約340の研究テーマを紹介するパネルを集中的に展示する「コア会場」を8カ所に配置し、パネル前で研究者が概要を説明する機会を設けました。

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ラボツアー

 また、来場者をコア会場からラボ(研究室)へご案内し、研究者自らがデモンストレーションを通して装置・設備を紹介しながら研究成果を詳細に説明するラボツアー(つくばにあるラボ約150カ所)を実施することで、来訪者との活発な議論がなされました。特に昨今のエネルギー・環境問題に対する意識の高まりを反映して、太陽光発電関係のパネルやラボツアーに来場者の関心が集まりました。

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開会式での野間口理事長挨拶

 オープンラボ初日の午前に行った開会式では、西本淳哉 経済産業省 大臣官房審議官、上月良祐 茨城県副知事、市原健一 つくば市長、西山徹 社団法人 日本経済団体連合会 産業技術委員会産学官連携推進部会長、鈴木富雄 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構理事から、オープンラボと今後の産学官連携に対する期待のご挨拶をいただきました。野間口理事長からは、オープンラボの紹介、第3期中期計画での課題に対しての取組みや、10月1日より産学官連携を推進するために組織再編した「イノベーション推進本部」などを紹介しました。会場には300名以上の方々が参加され、式は盛況のうちに終了しました。

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シンセシオロジーワークショップ

 初日の午後は、「地域発イノベーションを支える産総研」、2日目は「産総研 第3期研究戦略」、「つくばイノベーションアリーナ(TIA)ナノテク拠点の実現」、「グリーン・イノベーションフォーラム」、「シンセシオロジーワークショップ」の全体講演が催され、会場は臨時の座席も埋め尽くされるほどのたいへんな盛り上がりとなりました。

 さらにラボツアーと並行して、2日間にわたり各コア会場では研究ユニットの代表者によるショートプレゼンテーションや技術講演会を行い、来場者と発表者の間で多くの質疑応答が繰り広げられました。

 オープンラボは年々社会から注目されるようになり、今回も展示テーマの一部がテレビニュースに数回取り上げられるなど、産総研の技術が広く紹介されました。

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総合受付の様子

 なお来場者アンケートでは、「最新の情報を得ることができ、有意義な説明を受けることができる貴重な場である」、「オープンラボの運営が年々充実してきている」、「産総研は年々オープンになってきている」などのご意見に加えて、「来年も開催してほしい」というご希望が多数寄せられました。いただいたご意見を踏まえ、今後のオープンラボの運営に反映させるべく、努めてまいります。