独立行政法人産業技術総合研究所
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産総研オープンラボ−盛況のうちに終了−

 産総研では、10月20日、21日に、創立以来初の試みである「産総研オープンラボ」を開催しました。

 2001年の創立以来、産総研は一貫して持続的発展可能な社会の実現に向けた研究開発を行ってきました。創立後7年半が経過したこの時期に、第2期中期計画の遂行に向けてさらなる産学官の連携を目指して、企業の経営層、研究者・技術者、大学、公的研究機関などの方々に、産総研の研究成果やリソースを多数ご覧いただくためつくばセンターで開催したのが、今回のオープンラボです。当日は幸い天候にも恵まれ、両日で延べ3,500名を超える方々にお越しいただき、盛況のうちに終了しました。

 これまでは研究部門や研究センターの単位で成果発表会や研究室公開が行われ、各種展示会などでも積極的な広報活動に務めてきました。しかし、全所一体となった公開は国立研究所の時代を含めて初めての試みです。産総研は独立行政法人化の際に多くの研究所を合わせて1つになり、国研時代よりも総合力を発揮することができるようになりました。しかし、カバーする分野が非常に広いため全体を把握するのは必ずしも容易ではありません。そこで、可能な限り多くのラボ(実験室)を公開することにより、産総研の研究成果やリソースを多くの方に「見える」ようにするのがオープンラボの趣旨です。展示会では不可能な大型の装置を使って説明することや、実際の研究現場の雰囲気を味わっていただけることがつくばセンターで開催した大きな利点です。研究者自らのデモンストレーションにより、装置・設備の紹介も含めながら研究成果の内容を詳しく説明するとともに、活発な意見交換を行いました。

 開会式では、鈴木 正徳 経済産業省 産業技術環境局長、橋本 昌 茨城県知事、岡田 久司 つくば市副市長、中村 道治 社団法人 日本経済団体連合会 産業技術委員会重点化戦略部会長、福水 健文 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構理事から、オープンラボおよび今後の産学官連携に対して期待するとのご挨拶をいただきました。開会式に続く、吉川 弘之 理事長による基調講演「産総研の産業界との連携、成果の社会への還元」、金出 武雄 デジタルヒューマン研究センター長による「Science of Everyday Living(日常生活を科学する)」および近藤 道雄 太陽光発電研究センター長による「太陽光発電におけるエネルギー環境イノベーション」の講演も盛況でした。

 公開したラボは約250で、地域センターのポスター展示などを含めると全部で約300の展示を行いました。なかでも昨今の環境保護やエネルギー危機に対する関心の高さを反映して、太陽光発電や燃料電池などに特に関心が集まりました。またロボット技術に関する展示も、会場に人が入りきれないほどの人気を博しました。

 ラボ公開と併行して「オープンイノベーション時代の技術戦略」、「次世代ロボット産業化基盤技術」、「再生可能エネルギー利用の将来像」、「ミニマルマニュファクチャリングによる生産技術の革新」などの計16の講演会を開催しました。800名を越える参加があり、いずれの講演会においても、活発な質疑が繰り広げられました。

 各事業所に設置した産学官連携窓口へ多くの相談が寄せられ、多くの方にお答えいただいたアンケートにも連携の希望が寄せられています。今後は担当の研究者だけでなく、産学官連携コーディネータとも協力してご希望にお応えできるよう、全所をあげて今後の連携に向けた取り組みを行っていきます。

 アンケートには、「研究内容を丁寧に説明してくれてわかりやすかった」というご意見に加えて「来年も開催して欲しい」という希望が多数記されています。一方、「広すぎて全部見るのが困難」というご意見もいただきました。これらのご意見を踏まえつつ、今後の産学官連携イベントを開催する際の参考としていきたいと考えています。

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開場
総合受付
送迎バス乗降場
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開会挨拶(吉川理事長)
ご来賓一同によるテープカット(左から小野副理事長、福水新エネルギー・産業技術総合開発機構理事、中村日本経済団体連合会 部会長、鈴木経済産業省産業技術環境局長、橋本茨城県知事、岡田つくば市副市長、吉川理事長)

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産総研技術移転ベンチャーコーナー
産業変革イニシアティブコーナー
技術講演会
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地域センター展示コーナー
雰囲気制御プラズマ溶射装置
デスクトップ型複合加工機を用いた難削材、難削形状微細加工
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クリーンルームツアー
地下トンネルと長距離標準
強相関フォトエレクトロニクスの研究開発
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微粒子粒径計測:高精度光散乱測定装置
リアルタイム3D共焦点顕微鏡による生きた細胞内のタンパク質の観察
全国地熱ポテンシャルマップと温泉発電システムの研究開発