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お知らせ記事2003/10/30

産業技術総合研究所中部センターがISO14001を認証取得

ポイント

  • 産業技術総合研究所では、研究所全体において環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001の認証取得を目指していますが、工業技術院時に取得しているつくば東事業所に続き中部センターが、このたび同認証を取得いたしました。

概要

 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)中部センター【所長 筒井 康賢】は、平成15年10月24日(金)に、瀬戸サイトも含めて、 環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001(以下「ISO14001」という)についてKHK-ISO審査センター(高圧ガス保安協会)の審査を受け、認証取得しました。産総研は吉川理事長のもと、「持続可能な循環型社会の実現に向けて」を旗印に、研究所全体においてISO14001の認証取得を目指しており、工業技術院時に取得しているつくば東事業所に続き、中部センターが産総研になってはじめて、認証取得しました。

 産総研中部センターは、名古屋市が守山区に整備を進めている「なごやサイエンスパーク」に、平成13年11月に新築移転しました。その自然環境に恵まれた新天地で、セラミックスや軽量金属をはじめとした、環境に調和する工業材料などの開発研究を進めています。このISO14001認証取得を契機に、環境保全に資する研究課題を積極的に提案・実施し優れた成果を広く普及するために、一層尽力いたします。研究業務を遂行するにあたっては、環境への負荷の低減に努めることは言うまでもありませんが、より大きな環境改善効果を実現する技術の開発をめざすことにより、研究機関らしい環境保全活動に取り組みます。

中部センター外観写真

取得の背景

 21世紀を迎えた今日、資源・エネルギーの枯渇や地球規模の環境問題など人類に共通する諸問題を解決しつつ、社会の持続的な発展を図ることが強く望まれております。産総研では、これらの実現に向けて、体系的かつ総合的に研究開発を行っています。特に「持続可能な循環型社会の実現に向けて」を旗印に、環境保全に資する研究課題を積極的に提案・実施し優れた成果を広く普及することに、尽力しています。さらに、業務を遂行するにあたって、 研究所全体においてISO14001の認証取得を目指しています。

取得の経緯

 産総研中部センターは、名古屋市が守山区に整備を進めている「なごやサイエンスパーク」に、平成13年11月に新築移転しました。中部センターでは、セラミックスや、軽量金属をはじめとした、環境に調和する工業材料などの開発研究を進めています。新築移転を契機に、研究機関らしい環境保全活動に一層の取り組みをすべく、ISO14001認証取得を目指し環境マネジメントシステムの試行運用を行ってきました。このシステムについて、この度、ISO14001の審査登録機関である、KHK-ISO審査センターの審査を受け、平成15年10月24日(金)付けで、審査登録されました。

取得の内容

 産総研中部センター(愛知県名古屋市守山区大字下志段味字穴ケ洞2266番地98)及び同瀬戸サイト(愛知県瀬戸市西茨町110番地)における「産業技術の向上に資する研究活動及びその成果の普及」を対象にしております。

今後の予定

 ISO14001認証取得を契機として、今後更に、環境保全に資する研究課題を積極的に提案・実施し優れた成果を広く普及することに、一層尽力するとともに、研究機関らしい環境保全活動に継続的に取り組みます。

関連情報

用語の説明

◆環境マネジメントシステム
組織における環境保全活動を達成させるための体制、計画的継続的活動の全般。[参照元へ戻る]