■□■ プレスリリース・主な研究成果 ■□■
5/29発表◆
テルペンを安全かつ高効率にエポキシ化する技術を開発
−環境負荷の少ない過酸化水素を用いた酸化技術−
《ポイント》
・再生可能な植物資源である松やにの成分(テルペン)を酸化して化学品原料を製造
・新たな酸化触媒の開発と生成したエポキシドの加水分解を防ぐ添加剤の発見により実現
・非可食性植物資源からの高性能な各種電子材料の原料製造を期待
5/29発表◆
キノコの不凍タンパク質の分子構造と不凍機能のメカニズムを解明
−強力な不凍機能をもつタンパク質をキノコが生産−
《ポイント》
・キノコが生産する不凍タンパク質が、氷の結晶に強く吸着し成長を抑制する
・キノコは大量培養が可能であり、不凍タンパク質の新たな低コスト供給源となる
・食品や細胞を安定的に冷凍保存する技術の産業応用に期待
5/29発表◆
新たな電気分極発現原理を有機強誘電体で実証
−高機能な強誘電体実現に向けて期待される電子移動機構−
《ポイント》
・構成分子がほとんど極性を持たない有機分子性結晶TTF-CAが、古典的描像で予想される
値より20倍以上大きな自発分極を持つことを見いだした。
・強誘電性発現の新たな原理である「電子型強誘電性」を、放射光X線回折実験により実証。
・鉛やレアメタルなどの希少金属を含まない軽量かつ柔軟な有機材料において、高機能電子
デバイスの礎となる強誘電性電子材料の機能性向上への展開が期待される。
5/28発表◆
生存に必須な共生細菌が子孫へ伝達される瞬間をとらえた!
−昆虫が共生細菌を次世代へ伝える機構を解明−
《ポイント》
・アブラムシ体内で必須共生細菌が選択的に母から子へ伝えられる仕組みを解明
・共生細菌の母子間伝達について従来知られていなかった機構を提唱
・共生細菌の伝達機構を標的とした新たな害虫防除法等への寄与に期待
5/24発表◆
光で損傷を修復できるゲル材料
−液晶中に形成される微粒子三次元網目構造を光で制御−
《ポイント》
・溶媒として液晶を用いることで、新しい光応答性ゲルを開発
・光照射によるゾル−ゲル転移を利用した損傷修復の基本技術を開発
・コーティング塗料などへ応用することによって、製品の長寿命化に貢献
5/23発表◆
変性したタンパク質の活性を回復させる有機ナノチューブゲル
−タンパク質を正常な構造に戻し、熱や化学物質からも守る−
《ポイント》
・有機ナノチューブのナノチャンネルが、変性タンパク質の活性を回復させる「場」として機能
・活性が回復したタンパク質を熱や化学物質から保護することが可能
・高純度タンパク質の効率的調製、ナノリアクターや酵素センサーへの応用に期待
5/22発表◆
カーボンナノチューブを試験管にした光化学反応
−ナノチューブ内部の分子へのパルスレーザー照射効果を数値計算−
《ポイント》
・カーボンナノチューブを試験管代わりに使用し、内包分子の光化学反応を高効率化
・シミュレーションで、パルスレーザー応用技術へ貢献
・新たな低次元物質の開発や合成方法の研究への貢献に期待
5/18発表◆
ナノ構造の超伝導体で高分子量イオンを高感度検出
−既存質量分析装置の限界を克服−
《ポイント》
・超伝導体をナノ構造にして、広い質量範囲のイオンをナノ秒の高速応答で検出
・これまで不可能だったイオンの電荷数も識別
・タンパク質など高分子量の質量分析によりバイオ産業や化学産業への貢献に期待
5/17発表◆
廃プリント基板からタンタルコンデンサーなどの電子素子を種類別に回収
−都市鉱山からのレアメタルリサイクルを実現する高精度選別機−
《ポイント》
・タンタルコンデンサーなど特定の電子素子だけを回収できる「複管式気流選別機」
・アルミ電解コンデンサーや水晶振動子などをあらかじめ選別できる「傾斜弱磁力磁選機」
・これらを組み合わせて、廃混合電子素子群からタンタルコンデンサーを純度80%以上で
回収可能
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■□■ 最近の研究成果 ■□■
○産総研広報誌(産総研TODAY)から最近の研究成果を紹介します。
・リボソームに翻訳以外の機能を発見
・非磁性相変化固体メモリーから巨大磁気抵抗効果
・ジスプロシウムを使わない等方性焼結磁石
・音波を用いて静電気を計測する
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■□■ 特許紹介(技術移転) ■□■
○安価な太陽光発電パネルモニター装置
太陽光発電システムの効率的なシステム運用に向けて、パネル単位での発電状況モニタ
リングの実用化を図りました。この発明は、太陽光発電パネルの発電情報を直流電力線で
伝送することで、新たな通信ケーブルを敷設しなくても安価なモニタリングが可能です。
[適用分野]太陽光発電/低速データ通信/テレメータシステム
○高品質な配向薄膜を得るためのシード層を開発
ディスプレーや電子デバイスなどに利用される酸化物材料の多くは薄膜の形態で利用さ
れています。そこで、新たに化学溶液法とレーザー照射を組み合わせた光MOD法により、
ガラスやセラミックス多結晶基材などに、シード層を簡便に形成する手法を開発しました。
[適用分野]誘電体材料/導電体材料/エレクトロニクス素子
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■□■ お知らせ ■□■
○広報誌(産総研TODAY:6/1発行)を掲載しました。
特集:第7回産総研運営諮問会議を開催
本格研究 理念から実践へ
[関連情報]
共同研究・知財・技術相談に関してはこちらから
◇連携案内
◆「産総研TODAY」読者アンケートはこちらから
ご意見・ご感想をおまちしております!
○Synthesiology(シンセシオロジー) Vol.5 No.2を掲載しました。
◆「Synthesiology」読者アンケートはこちらから
ご意見・ご感想をおまちしております!
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■□■ YouTube産総研チャンネル ■□■
産総研では、YouTube公式チャンネルにて様々な動画を公開しています。最新の研究成果を
是非動画でもご覧ください!
最新の動画はこちら
光で損傷を修復できるゲル材料
レアメタルのリサイクルを実現する高精度選別機 −複管式気流選別機−
レアメタルのリサイクルを実現する高精度選別機 −傾斜弱磁力磁選機−
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■□■ イベント ■□■
○2012年 産業技術総合研究所中部センター研究発表会・オープンラボ
開催日:研究発表会
2012年6月26日(火)9時45分〜14時35分
2012年6月27日(水)9時45分〜14時35分
オープンラボ
2012年6月26日(火)14時35分〜17時55分
2012年6月27日(水)14時35分〜17時55分
会場:産業技術総合研究所 中部センター(愛知県名古屋市)
参加費:無料(ドリンク・菓子付き
定員:研究発表会:100名(1日あたり)、オープンラボ:60名(各コース)
申込方法:Eメール、FAX(事前登録制) 申込締切:6月15日(金)
○早大・産総研ベンチャーフォーラム
〜明日に羽ばたくベンチャー起業を目指して〜
開催日:2012年6月29日(金)13時30分〜17時10分
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス(東京都新宿区)
参加費:無料 定員:200名
申込方法:オンライン登録 申込締切:6月15日(金)
○−日本を元気にする産業技術会議シンポジウム−
「日本の競争力を創造する 化学産業の将来展望」
開催日:2012年7月25日(水)13時30分〜18時35分
会場:日経ビル(東京都千代田区)
参加費:無料(ドリンク・菓子付き) 定員:300名(先着順)
申込方法:オンライン登録(定員になり次第締切)
○日本ゾル-ゲル学会第10回討論会
開催日:2012年7月26日(木)〜27日(金)
会場:慶應義塾大学 矢上キャンパス(神奈川県横浜市)
参加費:有料 定員:300名(先着順)
申込方法:申込方法:オンライン登録、FAX 申込締切:7月13日(金)