9/30発表◆
カーボンナノチューブを用いた高感度ガスセンサーを開発
−簡便な手法で安価に作製できる二酸化窒素センサー−
《ポイント》
10ppbレベルの二酸化窒素(NO2)を室温で再現性良く検出。
微細に分散された単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を用いて
高感度を実現。
低コストで量産性に優れるため、SWCNTガスセンサーの実用化に
大きく前進。
9/25発表◆
超低消費電力・高速動作を兼ね備えた不揮発性抵抗変化メモリー
素子”RRAM”の開発に成功
−ビットコスト競争力強化で大容量化の途も拓く−
《ポイント》
ナノテクノロジーと固体電気化学の融合により、遷移金属酸化物
からなる不揮発性抵抗変化メモリー素子の高性能化を達成。
超低消費電力・高速動作に優れたメモリー素子の実現により、超
大容量メモリー実現・ビットコスト競争力強化への途も拓かれ、
次世代デジタルAV機器などへの幅広い適用に期待。
開発したメモリー素子の作製方法は、既存の半導体製造プロセス
との整合性が高く、省エネルギー・省資源も実現。
9/25発表◆
薬剤、膜タンパク質の網羅的機能解析を実現へ
−ゲノム、プロテオーム解析に替わる新しい立体配座コード解析−
《ポイント》
赤外円二色性分光法を使用して、環境中キラル化学物質の分子構
造体の立体配座コード化を実現。
2018年を目処に立体配座コードの国際基準の採用を目指す。
薬事申請に不可欠なキラル合成医薬品の絶対配置を決定するため
の基盤ツールとして活用できるほか、抗体医薬を含む新薬の次世
代設計・開発支援ツールとしての応用に期待。
9/24発表◆
プラスチックフィルム上に金属電極を低温で印刷形成する技術を
開発
−従来困難だったアルミニウム配線のフィルム上への印刷形成も
可能に−
《ポイント》
低温焼成する技術の開発により汎用プラスチック上でも金属パタ
ーン印刷が可能に。
この低温焼成技術に適合した金属ペースト作製技術もあわせて開
発。
超軽量薄型太陽電池やフレキシブルディスプレイなどの開発の加
速に期待。
9/23発表◆
カーボンナノホーンへ光治療用物質の内包に成功
−マウスの皮下実験で光照射により腫瘍消滅−
《ポイント》
カーボンナノホーンへ光感受性物質を内包させ、外面に水溶性タ
ンパク質を結合させた。
マウスの皮下移植実験で光照射により腫瘍が消滅。
カーボンナノホーン自身の抗腫瘍効果が動物実験で確認されたの
は世界初。
9/18発表◆
シアン化合物を使わない無電解金メッキ法を開発
−様々なプラスチックへ密着性の高い金被膜を形成可能−
《ポイント》
毒物のシアン化合物を使わず、安全で環境にやさしい金メッキ法。
絶縁体であるプラスチックに常温で金メッキが可能。
基材への煩雑な前処理をすることなく高い密着性を実現。
9/17発表◆
窓ガラスに貼れる日射熱反射フレキシブルシート
−日射熱を遮断して冷房負荷を大幅に軽減−
《ポイント》
日射エネルギーの流入を50%以下に抑制し、省エネに寄与。
採光や眺望を妨げない約80%の照度を確保。
日射熱反射フィルムとして合わせガラスなどへの応用を期待。
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■□■ 最近の研究成果 ■□■
○産総研広報誌(産総研TODAY)から最近の研究成果を紹介します。
・軽くて曲がる太陽電池で効率17.7 %を達成
・可視光応答性酸化タングステン光触媒の開発
・有機素材の表面を簡単な成型プロセスで超撥水(はっすい)性へ
・本格的測定を開始したアボガドロ国際プロジェクト
○異形断面形状が成形できるスピニング加工機を開発
−ロボット制御技術によりへら絞り加工を高度化−
《ポイント》
ロボット制御技術の適用により、従来のスピニング加工では困難
だった楕円・偏心・多角形など異形断面形状の成形を実現。
金型製造コストが削減可能なため、小ロットの多品種少量生産、
単品の特注品や製品開発における試作に用いるとメリットが大き
い。
○化学的析出法による新しいLSIチップ実装技術を開発
−繊細な3次元 LSIチップ積層実装にも適用可能−
《ポイント》
力と熱を用いた従来の物理的実装から低温でダメージレスの化学
的実装へ。
自己整合接続により10マイクロメートル以下の微細ピッチに対応。
バンプ形成工程が不要なバンプレス接続。
複数チップをウエハレベルで、一括フリップチップ接続が可能。
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■□■ 特許紹介(技術移転) ■□■
○マニピュレーターの動作予告装置
人の隣で人と共同作業を行うロボットアームが、その動作の作業
対象物にスポット光を照射することで、人にその動作を予告する
システムを開発しました。
[適用分野]
※人とロボットが日常生活環境で共存、協調して作業を行う場面
○噴霧液滴の高精度粒径分布測定
噴霧液滴を容易に採取・乾燥し、効率よく蒸発残渣粒子を得るこ
とができるサンプリングプローブを開発することによって、自然
乾燥法の問題を解決し、精度と信頼性の高い液滴径分布測定を実
現するとともに、広範な噴霧液滴への適用を可能としました。
[適用分野]
※熱機関における燃料噴射
工業製品・医薬品・食品など製造プロセスにおける造粒・塗装・コーティング
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■□■ お知らせ ■□■
○広報誌(産総研TODAY:10/1発行)を掲載しました。
特集:本格研究 理念から実践へ 他
○独立行政法人産業技術総合研究所と広島県及び東広島市立地協定
を締結
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■□■ イベント ■□■
○産総研オープンラボ
開催日:2008年10月20日(月)〜 21日(火)
本オープンラボは産業界、大学、公的研究機関等の皆様向けの催
しです。
ふだんご覧いただけない研究室約250箇所を公開します。産業
技術研究の最前線で、ニーズとシーズのマッチングを図るまたと
ないチャンス。ぜひこの機会に、次のヒントを見つけませんか?
○産総研イベント情報は以下のURLでご覧いただけます。
http://www.aist.go.jp/db_j/list/l_event_event_main.html