独立行政法人産業技術総合研究所
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本分野に関する研究情報

広報誌 「産総研 SAN・SO・KEN」


パンフレット


ナノテクノロジー・材料・製造研究分野

グリーンイノベーションに貢献する革新的な材料や製造技術の開発を目指して
 ナノテクノロジー・材料・製造分野では、ナノテクノロジーをキー技術としてグリーンイノベーションの核となる材料やデバイスの創成、ならびに製造プロセスの革新を進めることにより、わが国の国際競争力を強化し、持続的発展可能な社会の実現を目指したグリーンイノベーションに貢献します。
理事兼研究統括の写真
理事
研究統括

金山 敏彦
  副研究統括の写真
副研究統括


清水 敏美

  研究企画室長の写真
研究企画室長

松原 一郎
電話:029-862-6031
E-mail:Eメールアドレス

高機能部材の開発による輸送機器や住宅、ビルからのCO2 排出削減技術の開発

生活の質を維持しつつエネルギー利用効率を高めて CO2 の排出量を削減することは地球温暖化を防止す るために重要な課題です。産総研では、自動車の軽 量化による燃費向上を目指した軽量合金とその加工 技術の研究や、住宅、ビル、工場などの省エネルギー と快適性を両立させる調光ガラス窓材料や調湿材料 などの建築部材の研究に取り組んでいます。

常温でプレス加工ができる汎用マグネシウム合金圧延技術の画像
常温でプレス加工ができる汎用マグネシウム合金圧延技術
マグネシウム・カルシウム合金薄膜を用いた調光ミラーの画像
マグネシウム・カルシウム合金薄膜を用いた調光ミラー(左:鏡状態、右:透明状態)

資源確保と高度利用のためのレアメタルや貴金属の省使用化・代替技術の開発

自動車をはじめ多くの家電製品には、その優れた機 能を発現するためにレアメタルなどの限りある鉱物 資源が多く利用されています。産総研では、タング ステンや白金をはじめ先端産業に不可欠ながら供給 不安の高いレアメタルや貴金属等の省使用化、代替 材料技術の研究にも取り組んでいます。

レアメタルはいたるところで使われている自動車の例の図
レアメタルはいたるところで使われている(自動車の例)
ハードディスクからネオジウムやジスプロシウムといったレアメタルを回収する図
ハードディスクからネオジウムやジスプロシウムといったレアメタルを回収利用する。

ナノシステム化によるグリーンイノベーションの核となる材料やデバイスの開発

革新的な技術は従来にない機能や特徴を持つ新しい 材料やデバイスの開発によって進展していきます。 産総研では、理論・シミュレーション技術とナノテ クノロジーに関する実験技術を融合させたナノシス テム化により、ナノレベルで機能発現する材料や部 材の開発に取り組んでいます。また、部材の軽量化 や低消費電力デバイス等への応用が期待される単層 カーボンナノチューブの量産技術やダイヤモンド大 型単結晶基板の開発に力も入れています。

ナノ構造体が転写された親水フィルムの写真と作製プロセスの様子
ナノ構造体が転写された親水フィルムの写真と作製プロセス
アガロースゲルカラムを用いた金属型・半導体型カーボンナノチューブの分離の様子
アガロースゲルカラムを用いた金属型・半導体型カーボンナノチューブの分離
1インチ大の大型単結晶ダイヤモンドウエハーの写真
1インチ大の大型単結晶ダイヤモンドウエハー

製造技術の革新による環境負荷低減技術の開発

産業の競争力を落とさずに産業活動による環境負荷 の低減を実現するには、新しい製造プロセスが必要 不可欠です。産総研では、多品種変量生産へ対応で きる低環境負荷型あるいは資源生産性を考慮した製 造技術の開発に取り組んでいます。また、マイクロ 電子機械システム(MEMS)の高度化、普及を目指し、 異分野のMEMS デバイスを融合・集積化する製造 技術や、MEMS デバイスを利用した製造現場の消 費エネルギーモニタリングシステムの開発を行って います。

人間や社会を見守るシステムの図
人間や社会を見守るシステム[PDF: 260KB]
多品種変量生産を可能とするマイクロリアクターの画像
多品種変量生産を可能とするマイクロリアクター