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12月11日(金)、第19回産総研サイエンスカフェ「サイエンスカフェ・アンコール!太陽の光で電気を作る〜太陽電池のこれまでと、これから〜」をつくばカピオ別棟 カフェベルガ(つくば市)にて開催しました。
話題提供者は、イノベーション推進室 櫻井啓一郎企画主幹です。
タイトルのとおり、今回のサイエンスカフェは昨年好評だった、第10回サイエンスカフェのアンコール企画です。第10回から早1年半、太陽光発電への関心が高まる中、今後太陽電池は日本や世界でどう使われようとしているのか。また太陽電池に秘められた可能性とは何なのか。簡単な実験を交えながら、話を進めました。
なぜ今、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーが注目を浴びているのでしょうか。エネルギー資源が枯渇し始めていること、地球温暖化が世界規模で叫ばれていることはもちろんですが、実は経済・産業の環境の変化が起こっていることも大きな理由の1つなのです。
太陽光発電の導入で成功を収めたドイツの例で考えてみると、たしかに導入には多額の助成費用が必要です。しかし、太陽光発電の導入に伴って、枯渇性エネルギーの輸入量が削減されただけでなく、地域経済への波及効果や関連雇用も創出できたとの結果が出ています。つまり、環境保護と経済成長の2つが実現できるのです。
第2部では実験を交えながら、昼間の電力需要のピークに対応した発電が可能という太陽電池の特性や仕組みについて、また世代別に分けた太陽電池の分類をいくつか紹介しました。シェアを伸ばしている薄膜シリコン太陽電池や、最近研究が始まり、将来の超低コスト太陽電池の候補の1つである、有機薄膜太陽電池などを紹介しました。また、次世代型のフレキシブル太陽電池を皆さまに実際に手にとって頂きました。
そして最後に、太陽電池の将来性についてお話しました。新型太陽電池の性能が次々と実用域に入った今、太陽電池の価格は少しずつ低下しています。実際、現在主流の太陽電池では、電力料金より安くなる域に到達するところまで迫っています。太陽電池の普及は更なる拡大が見込まれており、20年ほどで世界の電力の1割を担う可能性があります。今後は国や企業同士が市場シェアを争う時代に突入することが予想されています。
「太陽発電などの再生エネルギーだけ、または枯渇性エネルギーだけを使うというのは極端すぎる。どちらの長所も生かしながら、バランスよく使い分けることが必要。」と櫻井さんはコメントし、科学から経済まで幅広くお話したサイエンスカフェは終了しました。
次回は2010年2月26日(金)にロボットをテーマに開催する予定です。ご興味のある方はぜひ、お申込み下さい。
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| 日時 | 2009年12月11日 金曜日 18時30分 〜 20時00分 (終了後、30分程度フリーで話題提供者とお話いただく時間をご用意しています。) |
|---|---|
| 会場 | カフェ・ベルガ 〒305-0032 つくば市竹園1-10-1(つくばカピオ別棟) ※駐車場は、周辺の有料駐車場をご利用ください。 |
| 主催 | 産業技術総合研究所 |
| 定員 | 30名 ※要予約 |
| 参加費 | 無料(ドリンク・軽食付き) |
| 申込方法 | 参加申込につきましては、お申込フォーム、Eメール、FAX、電話でお願い致します。 [1]サイエンスカフェ専用お申し込みフォーム [2]Eメール:必要事項を記入の上、事務局宛に送信 [3]FAX:参加申込書に記入の上、事務局宛にFAX [4]電話:必要事項をお伝えください |
| 問い合わせ先 | 産業技術総合研究所 広報部 産総研サイエンスカフェ事務局 〒305-8568 つくば市梅園1-1-1 中央第2 つくば本部・情報技術共同研究棟8F 電話:029-862-6211 FAX:029-862-6212 Eメール: ※当日撮影した写真等を産総研の広報活動に使用させて頂く場合がございますのであらかじめご了承下さい。 ※ラヂオつくばの番組制作に協力するため、録音させて頂く場合がございます。 ※一般の方が対象ですが、お子様のご参加はご遠慮頂いておりますのでご了承下さい。 |
| 産総研サイエンスカフェのページ(開催報告などを掲載) | |