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3月6日(金)、第14回産総研サイエンスカフェ「地下で働くいきものたち〜地下圏微生物の世界〜」を、つくばカピオ別棟 カフェ・ベルガ(つくば市)にて開催しました。
話題提供は、地圏資源環境研究部門 地圏環境評価研究グループの竹内美緒研究員です。
微生物は直接目に見えないぐらい小さいですが、実は私たちよりも多様な能力を持っています。そんな暗くて狭い地下に住む、微生物の不思議な魅力に迫る今回のサイエンスカフェは、3部構成で進みました。
第1部は「地下のいきもの、微生物ってなに?」です。
様々な形をした微生物の様子が会場のスクリーンに映し出されました。また微生物の大きさはアリの1万分の1という話には、皆さま驚かれたようでした。
休憩時間には「バクテリアを見てみましょう!!」と題して、各テーブルに微生物が配られ、直接見て頂きました。
第2部は「地下のいきものの不思議な仕組み 地下のいきもの、どうやって調べるの?」です。
地下圏微生物は、太陽も酸素もなく、狭くてえさが少ない地下で、いったいどうやって生きているのでしょうか。人が酸素を使って呼吸するように、地下圏微生物は地中の他の成分を代用し、また非常にゆっくりとした速度で分裂を繰り返しながら生きているのだそうです。現在では海底下800m弱、また100℃を超す温度でも増殖できる微生物の存在が確認されています。酸素がなく、深くなるほど高温になる地下の環境は、生命が誕生した頃の地球の環境に似ているので、“地下圏は最初の生物が生き残っている唯一の場所”と考えられているそうです。
2回目の休憩時間では、研究者が普段調査で使っている採水器(地下水を採取する道具)やボーリングコア(地下を掘削して円筒型にくり抜いたもの)などを実際に見て・触れて頂きました。多くの参加者の方が、興味深々の様子で覗き込んでいました。
第3部は「地下のいきもの、なんの役にたってるの?」です。
地下水汚染を浄化する地下圏微生物や、燃料原料であるメタンガスを作り出すメタン生成菌が紹介されました。将来的にはこれら地下圏微生物の働きを利用して、より効率的に環境循環を促すことが可能になるかもしれません。微生物は、9000種類以上いると言われていますが、既知の微生物は1%にも満たないそうです。つまり、ほとんどの微生物、またその働きについてはまだ知られていない、未知の世界なのです。研究が進めば、私たちの生活や環境を変える新たな発見があるかもしれません。話題提供が終わった後も多くの方がテーブルに残り、質問や疑問点を竹内さんやテーブル担当に投げかける姿が見られました。
次回は4月17日(金)に「共に生きることの本質とは?〜内部共生から見た生き物の多様性と進化〜」をテーマに開催致します。ご興味のある方は、ぜひお越し下さい!
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| 日時 | 2009年3月6日 金曜日 18時30分 〜 20時00分 (終了後、30分程度フリーで話題提供者とお話いただく時間をご用意しています。) |
|---|---|
| 会場 |
カフェ・ベルガ 〒305-0032 つくば市竹園 1-10-1(つくばカピオ別棟) ※駐車場は、周辺の有料駐車場をご利用ください。 |
| 主催 | 産業技術総合研究所 |
| 定員 | 30名 ※要予約 |
| 参加費 | 無料(ドリンク・軽食付き) |
| 申込方法 |
参加申込につきましては、お申込フォーム、Eメール、FAX、電話でお願い致します。 [1]サイエンスカフェ専用お申し込みフォーム [2]Eメール:必要事項を記入の上、事務局宛に送信 [3]FAX:参加申込書に記入の上、事務局宛にFAX [4]電話:必要事項をお伝えください |
| 問い合わせ先 |
産業技術総合研究所 広報部 産総研サイエンスカフェ事務局 〒305-8568 つくば市梅園1-1-1 中央第2 つくば本部・情報技術共同研究棟8F 電話:029-862-6211 FAX:029-862-6212 Eメール: ※当日撮影した写真等を産総研の広報活動に使用させて頂く場合がございます。その他の目的に使用することはございません。あらかじめご了承ください。 |
| 産総研サイエンスカフェのページ(開催報告などを掲載) | |