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2002 CERC-ERATO 国際ワークショップ
"強相関電子系における相制御"
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(報告1)
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強相関電子技術研究センター(CERC)
十倉好紀 センター長
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5月22日〜25日の4日間、ハワイ島のヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジにおきまして、産業技術総合研究所(AIST)・強相関電子技術研究センター(CERC)と科学技術振興事業団(JST)・創造科学技術推進事業(ERATO)・十倉スピン超構造プロジェクト (SSS)の共催による国際会議「2002 CERC-ERATO 国際ワークショップ "強相関電子系における相制御"」が開催されました。
このワークショップの主要な話題は
遷移金属におけるスピン・電荷・軌道秩序とその制御
強相関電子系における物質探索
有機物における電荷整列と価数揺動
強相関電子系の光学現象
新合成物質としての超格子
接合とトンネル分光
強相関電子系の物理および技術に関する理論
強相関電子技術への取り組み
とかなり多岐にわたっておりましたが、会議そのものは比較的小規模なものでした(ノーベル賞受賞者2人を含む世界的にも著名な21人の招待講演者と45人の一般参加者---うちCERCから25人、 ERATO-SSSから12人)。
インターネットの普及に伴い、日本にいながらも最新の論文などが発表と同時に手に入る時代になりましたが、いくら情報を発信しても、きちんと読んで評価してもらえるかどうかというのは、結局のところ、顔を合わせて実際に議論して面白いと感じてもらい、そこからコミュニティー内に口コミで評判を伝えてもらえるかどうかにかかっているというのは昔と変わりありません。今回の会議は、特にCERCやERATOの研究の最前線で日夜頑張っている若手の研究者やポスドクが、教科書に出て来るような各分野の巨匠達と(ハワイのリゾートホテルというリラックスムードも手伝って)連日気軽に交流できる機会に満ちあふれており、自分達の日頃の成果を十分に宣伝できたという点で、まさにかけがえのない素晴らしいものとなりました。
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R. B. Laughlin
(Stanford, USA)
(1998年 「分数量子ホール効果の発見、量子力学発展への貢献」によりノーベル物理学賞受賞)
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J. G. Bednorz
(IBM Zurich, Switzerland)
(1987年 「酸化物高温超伝導体の発見」によりノーベル物理学賞受賞)
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T. M. Rice
(ETH Zurich, Switzerland)
(強相関電子系の理論研究の先達。長年にわたっての多大な功績がある。)
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なお、会議の招待講演者等の詳細については以下のページで参照できますのでご覧ください。
http://unit.aist.go.jp/cerc/ws/
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