つくばイノベーションアリーナ(TIA)の6つのコア研究領域の一つであるTIAナノグリーン(ナノテクノロジーを活用した環境・エネルギー材料技術研究)では、参画を希望されるあらゆる企業に門戸をひらき、会員制で運営するグローバル・オープン・イノベーションの「場」を新たに設置することになりました。その運用開始にあたり、参画企業を募集することとなりましたのでお知らせいたします。
一企業や一機関単独で技術的なイノベーションを興すことは年々難しくなり、世界中から叡知を集めて課題解決を図るグローバル・オープン・イノベーションが世界の潮流となっています。つくばイノベーションアリーナ(TIA)は、つくばに位置する独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)、独立行政法人 物質・材料研究機構(NIMS)、国立大学法人 筑波大学(筑波大学)と産業界が力を結集し、ナノテクノロジーの産業化と人材育成を一体的に推進する世界的なナノテクノロジー研究拠点を形成する為に設立されました。そのうち、TIAナノグリーンはナノテクノロジー・材料技術を核として、革新的な環境・エネルギー技術の創出を目指しています。
この実践にあたり、TIAナノグリーンでは、グローバル・オープン・イノベーション方式での連携を基本としつつ、参加企業の要望に応じて、様々な形態の連携を柔軟に提供する会員制のオープンな研究の「場」を開設します。
このオープン・イノベーションの「場」の最大の特徴は、参画を希望されるあらゆる企業の皆様に門戸をひらく点にあります。参画を希望される企業、および参画企業の皆様との対話を通じて、より社会のニーズに合致した研究領域やテーマを模索し続けることで、日本の将来の鍵を握る次世代技術の実現に不可欠な科学研究を中心に、ナノテクノロジーを活用した環境・エネルギー材料技術研究領域での革新的技術の創出を狙います。あわせて、この新たな自由参加型の「場」の運営にあたり、場で生まれた特許の無償実施、共用機器のディスカウント利用などをはじめとして、新たな仕組みや枠組みを検討してまいりました。
以上を背景として、平成23年10月18日に開催いたします「TIAナノグリーンワークショップ ―TIAナノグリーンが提案する、新しい産業界との連携― 」(会場:学術総合センター講堂)を皮切りとして、関心を持たれた企業に向けた問い合わせ窓口をNIMS内に開設いたします。今後、参画を希望される企業の皆様のご意見を丁寧にフィードバックしながら、平成24年4月からの研究活動の本格的スタートに向けて制度の整備をさらに進めてまいります。
この新しいオープン・イノベーション方式の研究への参画をご検討される、環境・エネルギー技術開発に関わる企業におかれましては、是非、下記窓口まで、お問い合わせ下さい。
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
独立行政法人 物質・材料研究機構
つくばイノベーションアリーナ推進室
TEL: 029-859-2102
E-mail: ![]()
TIAナノグリーン領域では、以下に示す特徴を活かして得られる効果を倍加させるべく、あらゆる企業に門戸を開いた自由参加型の有償会員制で運営を行います。
日本が強みを持つ物質・材料分野の研究者が結集し、環境・エネルギー技術課題に挑戦。
多様な技術、問題意識、産業ニーズを持つ研究者の出会いで予想を超えるイノベーション創出。
オープンな共同研究で生まれた知財の無償実施。会員企業は、クローズドな従来型の共同研究に移行し、発明者間のみで知財を共有することも可能。
NIMS、産総研、筑波大学が有する最先端装置・設備と、専門家集団によるサポート。
新成長戦略の21の国家戦略プロジェクトに記されたTIAへの文部科学省・経済産業省連携による国の戦略的投資。
科学技術をベースに持続的産業創出を可能とする産学独連携による人材育成。
TIAナノグリーンに参画を希望される企業、および参画企業の皆様との対話を通じて、より社会のニーズに合致した研究領域やテーマを、随時立案し、実施します。現時点で想定している領域・テーマ例は以下の通りです。
<想定される研究領域>研究領域毎に、複数の参加企業と学独の研究者からなる委員会を作り、その運営にあたります。また、必要に応じて標準化委員会も設置します。全体の運営は、NIMS、産総研、筑波大学、および主要な参加企業で構成されるTIAナノグリーン運営委員会にて行います。
オープン・イノベーション方式を採用することは、企業にとっては、中長期的研究開発をアウトソーシングすることを意味し、それにより今日の技術開発に集中して投資することが出来ます。
次世代環境・エネルギー技術の開発を、これまで日本にはなかった革新的な材料研究を行うオープンな「場」における産学独の連携で進めてまいります。