金ナノ粒子触媒20161025002

 金を5nm以下のナノ粒子として酸化鉄や酸化チタンなどの土台となる物質上に分散・固定化すると、一般的に使用されるパラジウム触媒や白金触媒にはないユニークな触媒特性が発現することを発見しました。

 この金ナノ粒子触媒を用いると、低温下において一酸化炭素を酸化して無害化することや悪臭成分を分解することができ、脱臭やガスセンサーに活用できます。また、自動車の内装材でもあるポリウレタンの原料プロピレンオキシドを、プロピレンと酸素から直接合成できるようになり、化学プロセスの簡略化にも役立ちます。

 (写真は酸化チタンに付着した金ナノ粒子(5nm以下の半球状粒子)です。)

金ナノ粒子触媒
画像サイズ 867×871(973KB)
整理番号 20161025002
領域 材料・化学領域

写真の使用について

上記画像は解像度を下げて表示しています。同画像の高解像度版(画像横にサイズを記載)の使用を希望される場合は、ご利用条件をご確認の上、総合問い合わせフォームより、「産総研ウェブページに掲載されている著作物の使用申請」を選択してお問い合わせください。