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材料・化学

国産技術によるアンモニア合成20161014005

 鉄触媒を用いて空気中の窒素と水電解により得られる水素からアンモニアを合成する新技術を開発、昭和肥料株式会社(現 昭和電工株式会社)により実用化されました。

 アンモニアは当時、化学肥料の原料として極めて重要だったほか、爆薬や医薬品の原料としても不可欠な化学品でした。1913年にドイツが世界初の空中窒素固定法によりアンモニアの合成に成功、わが国は臨時窒素研究所(後の東京工業試験所)を設置し、1918年にアンモニア合成研究に着手しました。最大の課題はアンモニア合成用触媒の開発でしたが、国内初の高圧反応器の作製、高活性・高耐久性の鉄触媒の開発などにより、国産技術を実現しました。

 「東工試法アンモニア合成技術」として、世界的にも認められているこの合成法は、1931年に事業化され、日本の近代化学工業の出発点となりました。それまで外国技術の導入に頼っていた日本の産業界にとって、東工試法の工業化は化学工業における外国技術依存からの脱却、ひいては国産技術に対する自信の醸成に大きな役割を果たしました。その後、メタノール、尿素、ポリエチレンなどの合成技術が次々と工業化され、近代化学工業の発展を導いたことが高く評価されています。

国産技術によるアンモニア合成
画像サイズ 839×1261(1.35 MB)
整理番号 20161014005
領域 材料・化学領域

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