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シリーズ:進化し続ける産総研のコーディネーション活動(第28回)
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つくば地区の機関間連携コーディネーション


上席イノベーションコーディネータ 秋宗 淑雄(あきむね よしお)

秋宗 淑雄の写真はじめに

 2011年4月に上席イノベーションコーディネータ(つくばイノベーションアリーナ(TIA)担当)に就任しました。1999年に日産自動車(株)総合研究所から旧産業技術融合領域研究所に入り、2001年に設立された産総研ではスマートストラクチャー研究センター、2004年からは計測フロンティア研究部門に所属して正副研究ユニット長の立場で研究を推進しておりました。それが一転して研究現場の活動をサポートする立場でのコーディネータ活動を主業務とすることとなり、現コーディネータの方々にはユニットの活動を随分サポートしてもらっていたと再認識し感謝しているところです。

コーディネータとしての活動への抱負

 研究ユニットへのコーディネータのサポートはこの数年でかなり手厚くできる体制が構築されていますので、TIA-nanoという場を活用して機関間での共同研究やシステム運用のコーディネータ活動を遂行しようと動き出しているところです。最初の仕事としてはTIA-nanoの中核3機関(産総研、NIMS、筑波大学)の連携コーディネータとの協働でつくばIC連携会議というバーチャルな機関間連携組織を立ち上げ、各所で実施されている萌芽(ほうが)的で脈々と行われている研究の成果などを表出ししていく活動を行っています(図)。

 この活動の一環として、次期TIA-nanoの研究コア創設につながる研究プロジェクト立案で各機関にお邪魔して懇談している折、「TIA-nanoは評判悪いんですよ」なるご意見が飛び出し、よく聞いてみると、「次々と施策が実施され、研究グループやサブグループで動いている機関の研究員では追従できない」とのことでした。これは、施策は周知されていてかつ利用したい研究者群が存在するという意味ではよい方向に向いていると推測できるものの、研究管理システムや日ごろの進め方の問題で、新しいやり方に即応できない状態(経験知がない?研究者に様子見をさせている?)なのかと思っています。それぞれの機関の持つ連携制度や研究の管理サイズで連携活動に制約ができることや、研究者に過度な負担を強いることは不本意ですので、各機関の連携コーディネータには阻害要因を取り除いていただくお願いをしつつ、スムーズに研究連携を起こす仕事をしていきたいと考えています。

 さらには、企業での研究開発活動と旧工業技術院&産総研での研究活動をベースに、現在のTIA-nanoだけでなくつくば地区の研究所の成果を企業に橋渡しする活動も行っていきたいと思っています。できればTIA-nanoをモデルに、ナノテク以外の分野でも"TIA-○○"ができるような研究連携コーディネーションを目指したいと考えています。

つくばIC連携会議の業務の図
つくばIC連携会議の業務(ピンクの箇所を主体に活動)

このページの記事に関する問い合わせ:イノベーション推進本部 https://unit.aist.go.jp/col/ci/coordinator/contact/tsukuba2.html

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