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シリーズ:NIMTプロジェクト(第3回)

[PDF:1007.7KB

タイ王国
国家計量標準機関(NIMT)の設立支援

計量標準総合センター 国際計量室 


フォローアップ研修

表

 このシリーズ第2回において、タイ王国NIMT職員が日本の計量標準機関での技術研修を受けることを紹介しました。研修生が帰国して、NIMTが円借款で整備した標準機器を使用して自ら実務経験を積んだ後に、フォローアップ研修を行います。フォローアップ研修では日本から専門家を派遣して習得状況の評価と補足研修を行います。

 フォローアップ研修では、以下の4項目を派遣専門家が指導します。

1.標準の設定
 NIMTが整備した標準機器が正確な標準値を供給することができるようにする。

2.校正方法の指導
 標準値を正しく二次標準器などに値付けする技術を指導する。

3.校正手順書の作成方法
 認定審査を前提に校正の際の手順書を作成できるように指導する。

4.セミナーの講師
 技術移転した標準をタイ国内の利用者に普及するためのセミナーの講師を務める。

 そして、フォローアップ研修の最後には、技術移転の成果を確認して研修レポートを作成します。

 プロジェクト最初のフォローアップ研修は、長期派遣専門家が2002年10月に着任し、NIMT側の受け入れ体制を整え、NIMT職員の習得状況を確認した2003年1月でした。その後技術移転は計画に沿って進められ、2007年7月31日までに、39の計量標準と化学分析の技術移転でフォローアップ研修を実施しました。これらのうち、36の技術移転は短期派遣専門家を日本から派遣して指導を行い、残りの3つの技術移転はNIMTに滞在する長期派遣専門家が担当しました。プロジェクト目標の技術移転は、当初の計画通り2007年10月中旬までに完了する予定です。

意見交換の写真

産総研計測標準研究部門 田中部門長(右)のNIMT職員に対する講演後のPian NIMT所長との意見交換(2005年6月)

 技術移転計画の42標準のうち、7月31日までに終了した標準の数は表に示すとおり、40に達しています。この中で技術移転のために独立行政法人 国際協力機構(JICA)の短期専門家としてNIMTに派遣された日本の専門家は36名です。さらに、これまでも紹介しましたが、標準の確立は非常に多様性に富んでいます。量目ごとに柔軟かつ効率よく、認定審査や追加研修、品質システムの指導を進めるためにJICA、産総研計量標準総合センター(NMIJ)やIAJapan(International Accreditation Japan:日本の認定機関) などの予算で、別途NIMTに派遣された専門家は19名に達しています。

 フォローアップ研修後は、NIMT職員が短期派遣専門家の指導に従い、国際認証を取得するために、校正手法を訓練し、認定審査に必要な校正手順書を完成させることが必要です。認定審査を受けるまでには約1年を要します。このため、JICAは2007年10月で終了予定であった本プロジェクトを1年間延長して、技術移転が終了した標準の認定審査を行うことにしました。

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