フランス国立科学研究所(CNRS)とのベストマネジメントプラクティスセミナー開催、及び環境触媒(ECSAW)研究連携協定の調印 
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ECSAWに関する調印の模様。
吉川理事長(中央)、Brechignac理事長(左)、Migus総裁(右) |
CNRSは2万6千人の研究者・技術者を有するフランス最大の公的産業科学技術研究機関で、大学との連携研究室を多数有しており、産学官連携やイノベーションクラスターのネットワーク化に注力しています。産総研は、CNRSと包括協定締結後、ロボットのジョイントラボをはじめ、研究連携を推進してきたところですが、両機関がイノベーションや産業技術マネジメントに関する共通の課題を有しており、互いの研究所運営・経営に資する意見交換・相互学習が非常に有益であることから本セミナー開催の運びとなりました。
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ベストマネジメントプラクティスセミナー
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また、「大気及び水圏環境の持続的保全のための環境触媒技術(ECSAW)」に関する研究連携協定の調印が行われました。これは環境・エネルギー分野の核心技術の一つである触媒技術の革新を目指し、産総研とCNRS双方の複数の研究ユニットが4年にわたって研究協力するというものです。今回の調印を期に、欧州・アジア市場の展開を含め環境関連の研究協力に拍車がかかることが期待されます。
日印首相間共同声明に基づく包括的研究協力協定の調印 
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DBTとの包括的研究協力協定の調印
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インドとは産総研発足以来、CSIR、ジャワハルラル・ネルーセンター他と実質3件の研究協力協定を締結しています。
2005年4月の日印首脳会談で両国政府は日印グローバルパートナーシップを推進することを決定し、その中で科学産業技術協力などに一層焦点をあてることとなりました。昨年12月の安倍首相とシン首相との首脳会議共同声明において、産総研とCSIR及びDBTとの連携協力を含め科学産業技術分野の一層の協力促進が謳われました。
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CSIRとの包括的研究協力協定の調印
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今後は、この研究協力協定調印を契機として、外部資金や産総研の外国人招聘資金を活用した人材交流の強化を図り、両国間の研究協力を推進することが確認されました。
ジャワハルネルー研究センターにおけるナノテクノロジーシンポジウム開催 
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ナノテクノロジーシンポジウム参加者
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テーマは液晶とナノソフト物質、ナノ・バイオ・分子エレクトロニクス、ナノ酸化物、グリーンケミストリーの4つです。日本とインド合わせて19件の研究紹介がありました。首相科学顧問委員会座長のラオ教授は講演の中で、インドにおける大学教育の重点化、ナノテクノロジーのインド政策などを紹介され、日本とインドの短期人材交流の重要性を力説しました。
まとめのセッションでは、人材交流、ジョイント・ワークショップ、共同研究、外部予算、ジョイントラボなど、研究協力の具体的な推進手段について議論が交わされました。今後、ジャワハルネルー研究センターを中心として、ナノテクノロジー分野での一層の研究協力が推進されることとなりました。
インド国際産業&技術フェアに出展 
2月13日から16日にニューデリーにおいて、インド国際産業&技術フェア(IETF2007)が開催されました。日本はパートナーカントリーとして(今回で2回目。1回目は1997年)このフェアの開催に協力し、日本貿易振興機構(ジェトロ)が窓口となって多数の民間企業を含む展示が行われました。日本パビリオンでは、初日に約1万人、二日目からは、毎日3〜4千人の訪問者がありました。
産総研は12件のポスターを展示し、研究所の概要、技術移転、主な研究成果(10件)について紹介しました。中学生から高齢者まで、男女を問わず、さまざまな人々が産総研ブースを訪問し、関心を示しました。中には、ポスドクや特許の利用について問い合わせる人もいました。
最終日には用意した産総研パンフレットがすべてなくなるほど、多くの人が来場しました。
“nano tech 2007” 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 
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技術シーズのプレゼンテーション
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展示ブースでの来場者と担当研究者
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準備した配付資料が無くなるほど多くの方々にご来場いただき、産総研の研究成果の紹介と産学官の連携推進に役立ったことと確信しています。
山本経済産業副大臣つくばセンター来訪 
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近藤センター長(手前)から太陽光発電設備の説明を受けられる山本副大臣(奥)
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吉川理事長の挨拶につづいて、小玉副理事長から概要説明とイノベーション創出への取り組みについての説明を受けられました。その後、視察ではまず、太陽電池試験設備をご覧になり、太陽光発電パビリオン「太陽の広場」で、近藤太陽光発電研究センター長から、さまざまな太陽電池モジュールの説明を受けられました。その後、地質標本館で日本列島地質立体模型や関東地方の地質模型などをご覧になり、説明者と質疑を交えられました。
さらに、「世界最高性能スピンエレクトロニクス素子の開発」、「ヒューマノイドロボット」をご覧いただきました。ヒューマノイドロボットでは、二足歩行ロボットに触れながら、研究者と歓談されました。最後に、西事業所で「完全無灰炭製造技術(ハイパーコール)」の説明を受けられ、熱心に意見を交わされるなど産総研の研究活動の一端に触れる機会をお持ちいただけました。
九州センター研究講演会 
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講演会場内の様子
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また、共催の財団法人九州産業技術センターより研究開発を委託したテ−マの中から、「自動車めっき鋼板用スーパーセラミックスロールの開発」と題して九州工業大学工学部 野田尚昭教授による講演が行われました。
そのほかにも、一般講演では研究成果4件が、ポスター展示(含ショートプレゼンテーション)では、独立行政法人中小企業基盤整備機構九州支部を含め15件の発表が行われました。
産総研の科学技術週間2007 
今年の科学技術週間も、産総研では3つの常設展示施設で特別展示やイベントを行います。ぜひご家族づれで、春の産総研に足をお運びください。
● サイエンス・スクエア つくば
サイエンス・スクエアは4月に展示をリニューアルしました。新展示の目玉は、産総研が開発したヒューマノイドHRP-2「プロメテ」をそのまま小さくしたような、かわいい小型ロボット「チョロメテ」。なりは小さいですが、基盤ソフトウェアはプロメテと同等の機能を持ったものが使われています。さらに、新感覚の英語学習システムや、遠くにいる人とあたかも同じ空間にいるように感じられるハイパーミラー、筋肉が発する電気を利用して模型を走らせて筋電を実感できる展示など、楽しみながら科学技術を身近に感じられる展示が満載です。
加えて、4/21(土)・4/22(日)は、サイエンス実験ショーも開催します。「液体酸素を作ってみよう。どんな色かな?」「偏光で遊ぼう」など小学生向けの楽しいプログラムです。詳しくはホームページをご覧ください。
● 地質標本館
4/21(土)には「つくばの地形環境」と題した普及講演会を開催します。
また、地質標本館では4/17から7/16までの期間にわたって、「つくばの自然再発見“フィールドに行こう!”」と題した特別展示を行います。野外観察の方法や注意点、記録のしかたや地図の見かたなどにくわえて、つくば周辺の野外巡検コースも紹介します。春のつくばで自然を満喫するための絶好のマニュアルになるかもしれません。詳しくはホームページをご覧ください。
● くらしとJISセンター
くらしとJISセンターでは、JISパビリオンで、私たちの生活を支える「標準化」の常設展示を行っていますが、4/16(月)〜20(金)には、福祉関連の体験コーナー「高齢者疑似体験」「車いす体験(手動・電動)」が設けられます。
また、4/19(木)には、普段は公開されない研究室(聴覚研究室・生体材料研究室)の公開も行います。時間等詳しくはホームページをご覧ください。
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地質標本館 くらしとJISセンター(JISパビリオン) |
高分子材料とナノテク![]()
ナノテクノロジー研究部門 ナノ科学計測チーム 堀内 伸さん
高分子ナノ構造と物性 − 分子と材料の接点
高分子材料はプラスチック・フィルム・繊維など日常に密着した素材であると同時に、ハイテク機器の部品としても欠かせない基幹材料です。高分子材料とナノテクの接点はどこにあるのでしょうか?高分子材料は、鎖のような長い分子が互いに絡まり合うことにより材料を形作っています。そもそも分子の大きさが数ナノメートルであり、分子が伸びる、配向する、折りたたまって結晶化する、などのナノレベルでの現象が、強度や光学特性など材料として目で見える現象に現れてきます。誕生から百年あまりの短い歴史の高分子は、その便利さゆえに実用化が進む一方、分子の振る舞いに関する本質的な問題は意外に未解明なことが残っています。また、分子と材料の中間レベルのサイズ(数十〜数百ナノメートル)においてさまざまな構造を形成し、物性に影響を及ぼします。しかし、このような高次構造の制御から産み出された材料は、そう多くありません。
堀内さんは、産総研(当時の工業技術院物質工学工業技術研究所)に入所以来、電子顕微鏡による高分子材料の構造解析、異種高分子や無機物との複合化による材料開発を行ってきました。特に、電子線を分光するエネルギーフィルターを装着した透過型電子顕微鏡を使った構造解析では、高分子の分野における先駆的な研究を行い、さらに、多くの企業との共同研究により、高分子材料の構造に関して多くの新しい知見を得ました。今後は、この手法を駆使して、ナノスケールの構造制御から新しい材料の開発へつなげたいと考えています。
堀内さんからひとこと
エネルギーフィルターを装着した透過型電子顕微鏡により、ナノ領域の元素や化学状態に関する情報を得ることができます。構造を直接画像化することは、インパクトのある結果であり、初めて見ることができたり、新しい発見があると、感動します。しかし、電子顕微鏡で見る領域は、全体の中のごくわずかな部分であり、観ているものが全体を代表しているものか、ということは常につきまとう問題です。最終的な確信に至るには、材料に関する理論や実験結果などの知見を総合して、判断するしかありません。そのため、装置の操作だけに熟知したオペレーターに任せていては、このような研究を進めることはできず、高分子を理解した研究者が直接観察を行うことが重要です。
高分子の本質は分子鎖の絡まり合いであり、これを直接観ることは現状の技術では夢のようなことですが、観ることを通じて、見えるものの先にある本質にどこまで迫ることができるかが課題です。















サイエンス・スクエア つくば