産総研の社会的取り組みに関するご紹介
- 「収蔵品(陶磁器)バーチャルミュージアム」の公開
「収蔵品(陶磁器)バーチャルミュージアム」は、産総研中部センターが収蔵する陶磁器など約2,400点のすべてをWebページで紹介するものです。
ここで紹介する収蔵品は、現在、産総研中部センターにおいて展開する「セラミックス分野」の研究の礎と言っても過言ではありません。これらの収蔵品は、遡(さかのぼ)ること京都市立陶磁器試験場(明治29年に設立され、その後幾度かの組織再編を経て産総研中部センターとなる)時代からの100余年にわたり、参考試料として収集した国内および西洋を中心とする世界各地の陶磁器をはじめ、独自で研究開発・製作した試作品などです。その内の多くを占める明治後期から昭和初期にかけて収集や試作されたものは、当時、日本の輸出の花形であった陶磁器産業の背景を記録する、産業的・歴史的価値がとても高いものです。
また、収集された参考品には、西洋アンティークや高麗(こうらい)青磁などの代表的な陶磁器が含まれています。一方、試作品には、前述の様な時代背景から当時の有識者も研究開発・試作に携わっており、数は少ないながらも後年著名となった作家の作品が残されています。これらは美術的、芸術的な面からも高く評価されています。
この「収蔵品(陶磁器)バーチャルミュージアム」が、専門分野のほか、さまざまな分野・方法で活用され、多くの皆さまのお役に立てることを祈念します。
なお、産総研中部センター展示コーナーおよび愛知県陶磁資料館(http://www.pref.aichi.jp/touji/)では、これら収蔵品の一部を常設展示しておりますので、お立ち寄りの機会にはこちらもご覧ください。


収蔵品(陶磁器)バーチャルミュージアム
http://unit.aist.go.jp/chubu/ci/v-museum/index.htmlホウボウ置物
沼田一雅が原型を担当(1937 年制作)。英国のダルトン赤を模した陶試辰砂釉(陶磁器試験所が開発した釉薬)が施されている。
