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近年、わが国における産業科学技術は高度な発展をとげましたが、今後、21世紀に向けて、わが国が国際社会における責務を果たすため、基礎的独創的研究を推進するとともに、変革多様化する社会情勢のもとで、産業に適応し、かつ社会、自然にも調和した技術体系の構築が国立研究機関に求められています。
生命工学工業技術研究所は、生体内で営まれる精緻な生命現象に関する種々の構造や機能の解明と制御及びその工学的応用を図るため、生体分子工学、微生物工学、分子細胞生物学、脳・神経科学及び人間工学の5研究分野において、基礎的独創的研究を展開しています。
当所は、これらの研究成果に基づいて、有用物質・エネルギー生産、環境保全、医療・福祉及びヒューマンインターフェース設計などにおいて、新たな基盤技術を提供していきます。また当所は、特許微生物寄託機関として、国内及び国際寄託業務を行っています。
このように、当所は「生命工学」という新しい研究概念に立脚して、新しい技術体系の構築を目指し、国立研究機関に課せられた研究発信基地としての使命を推進していきます。
さらに当所は、平成5年度から10カ年計画で中核的研究拠点(COE)育成対象研究機関として、「生体情報分野」を核に、研究成果が世界的に高く評価され、優秀な人材が集うような研究拠点となることを目標に研究を推進しています。
