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産業技術融合領域研究所 寺倉 清之
(1)研究の内容
ナノテクノロジー、触媒化学、生物工学、環境、エネルギーなどの分野において、対象とする材料(無機材料、有機材料、生体材料)を問わず、原子スケールからメゾスケールの現象が混在する多くの重要な現象がある。こうした困難な問題に適用できる融合的計算手法を開発し、そのソフトウェアを整備することによって、計算科学の守備範囲を拡大する。
(2)研究期間
平成11年度から6年度(6年計画)
(3)研究体制(ネットワーク型共同研究)
融合研に20人程度の中核部隊となる研究グループを設置し、集中研究部分として最先端のソフト開発を行うとともに、筑波と各地域の研究所において、上記の新ソフトを各分野に適応し、実験結果と照合する分散研究グループをおいて、全体をネットワークで結んで研究を行う。また、産業界、学界や海外とも共同研究を行う予定としている。

平成11年度 計算科学研究グループが誕生しました。計算科学研究Gのホームページはこちら。
機械技術研究所 榎本 祐嗣
地震予知の精度を上げるには、「つぼ」を見つけ、そこを集中的に観測機器を機動的に投じて予知精度をあげていく必要がある。また、予知情報には曖昧さが含まれるので、曖昧情報の高精度化及び最適利用に関する情報処理技術の開発とともに、曖昧性を狭めるための能動的センシング技術の開発を進め、この予知情報に基づき人工建造物の免震システムを起動して構造物の地震崩壊に伴う被害の拡大を最小現にとどめるに必要な技術の確立を目指す。
産業技術融合領域研究所 三宅 淳
環境汚染物質などこれまで測定が困難であった極微量の分子を認識・センシングする事を目的とし、好感度の分子認識能力を有する人工抗体(ペプチド)を迅速に創製する手法を開発する。特に、超ミクロ合成技術を基礎とした新規コンビナトリアル合成手法と新たなペプチド分子設計方法を開発する。
物質工学工業技術研究所 剣持 潔
高分子材料の長期耐久性評価技術の確立ならびに劣化・損傷度合いと余寿命のリアルタイム評価技術の確立を目的に、高分子複合材料を試験片とする180℃間での高温暴露試験および-60℃〜180℃の温度範囲に亘る熱サイクル試験を行う。また、これらの試験中にどのような劣化・損傷が発生し、進行しているかを被破壊検査技術(アコースティック・エミッション(AE) 、光ファイバセンサ、分光分析)によりリアルタイムにデータを収集する。
生命工学工業技術研究所 三井 洋司
心臓の拍動や酵母の代謝振動に見られる生物界のリズムと化学反応の空間パターン伝搬にみられる物質界のリズムには多くの相似点があるが、両者の科学的な接点は未解明である。本研究は、生物の振動リズムの上位階層への伝播に関し、液性因子濃度を協調ファクターとする酵母の代謝振動と細胞膜電位差を統合増幅ファクターとする心筋細胞の拍動リズムの2つをモデルとし、生物のリズム&クロック現象を分子基盤とモデル理論の両面から解明し、新しい協調統合科学の基盤とすることを目指す。
光変調デバイス応用に向けた高次構造制御多層有機薄膜の創製技術に関する研究
電子技術総合研究所 守谷 哲朗
分子と光の時代を拓くために、高次構造を制御した有機薄膜の創製及び高機能化を図り、コンパクトかつ安価なアクティブ光変調素子を作成することが必要となっている。このため、溶液の真空中噴霧法を基にして、異種化合物の積層、傾斜濃度、薄膜平面内での微細加工の手法を駆使した有機薄膜の作製及びこれらの諸物性の計測と素子化技術を開発する。
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