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3.クロール型車椅子階段昇降機

 これからの社会においては、健常者と身障者・高齢者が同じ生活空間を共有することが望まれています。しかし現実には、駅など公共の建物には、依然として階段・段差が多く、社会参加の大きな妨げとなっています。
クロール型階段昇降機


 その解決手段として、直線階段、螺旋階段、折り返しのある階段に対応できる壁設置型のクロール型階段昇降機を提案し、開発を進めています。その仕組みは、円周上の一点をサイクロイドに沿わせると円盤中心は直線移動を行うという原理を3次元的に実現したもので、昇降する本体と、壁面に設置される走行ガイドと駆動ガイドから構成されます。本体上の円盤には等間隔にローラが取付けられており、円盤の回転につれてローラが駆動ガイド上を移動し、本体昇降に必要な力を反力として受け取ります。このクロール型階段昇降機は、駆動力を得るローラが高分子材であるため、極めて静か(静寂性)、駆動ガイド、移動ガイドともパイプによって構成されるので、歩行者は不注意によって怪我することがなく、また停電時、円盤は停止し駆動ガイドと干渉するために滑落する心配がなく(安全性)、構造が極めてシンプルで、低コスト化が期待され(経済性)、駆動ガイド、移動ガイドとも壁面近くに設置できるために健常者の歩行を妨げない(共存性)などの特長があります。



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