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ハワイ巡検記・6日目


この日はハワイ島に別れを告げて,マウイ島に向かいます.ホテル出発前に学生が航空券をなくしたというトラブルがありましたが,結局本人の勘違い?で,無事見つかりなによりなにより.
さて今度はアロハ航空の737に乗り込んだまでは良かったのですが,前にも言ったように自由席です.私達のグループのうち私を入れて3人分のエコノミーの席がなくなってしまいました(^^;)結局ファーストクラスの革張りの席に座らせてもらいましたが(^^;)

アロハ航空の737と言えば知ってる人は知っている,外板剥離事故を起こした会社&機体です(^^;)高々30分かそこらの飛行時間で,1時間に2本の割合で飛んでますから,機体の疲労が激しいのでしょう.
ともあれ何事もなくマウイ島のカフルイ(Kahului)空港に無事到着,すぐにバスに乗って買い出し.その後すぐイアオ渓谷(Iao Valley)に向かいます.


マウイ島は西側の深い谷地形が発達した西マウイ火山とそれより新しい東側のハレアカラ(Haleakala)火山からなります.最大の町であるカフルイは2つの火山の間の低地に位置します.
イアオ渓谷は西マウイ火山の東斜面に刻まれた谷で,下流には扇状地が発達しています.谷の中に入ると,深く刻まれた谷壁に溶岩流がつくる縞模様が見えて来ます.

dike_S.JPG

道路沿いの露頭で北東に傾いたパホイホイ溶岩流とそれを貫く岩脈を見学.初めて岩脈を見る学生さんにはなかなか3次元的に岩脈が溶岩流を切っているというのがイメージしにくかったようです.露頭面に平行に近い角度で入っているので,逆に岩脈は板なんだとわかりやすいよい露頭なんですが(^^;)教えかたが悪かったかな?(^^;)

終点までいくとちょっとした展望台があり,イアオ渓谷の奥を見ることができます.左岸に見えるIao Needleは侵食され残ったカルデラ内を埋めた溶岩,火砕岩とのこと.イアオ渓谷の奥は盾状火山の山頂カルデラが侵食された跡だったというわけです.谷の壁をよく見ると何本かの岩脈が走っているのが見えます.


そのあとは西マウイ火山の南端,South riftが海に落ち込むところで,波食台を観察します. toe_S.JPGここの溶岩流は一見流理構造が発達した厚い溶岩流に見えます.ところがよく見ると流理が連続せず,パホイホイのトー(Toe)のように見える地点がいくつかあります.そこで薄いパホイホイ溶岩が厚く堆積して二次流動し,薄く引き伸ばされたのではないかと議論になりました.単に引率者の話を聞く巡検ではなく,こんなその場で見つけたことに対する議論があるとほんとに面白い(^^)

その溶岩流には波食台とノッチという波による侵食による地形が残されています.ところがよく見ると,現在の海水順より高いところにも何段かの波食台−ノッチの組み合わせが認められます.このような組み合わせは標高70m付近にも認められるそうです.このことからハワイ諸島の一部はこれまで言われて来たのと違って隆起する場合もあるらしいことがわかって来ました.原因はまだよくわかってはいません.


今日はバスの時間の関係でここまで.比較的早めにホテルへ帰ります. ちなみにマウイではまだ砂糖産業は健在で,サトウキビ畑が広がっていました.
夕食は近くのショッピングセンターで.もういいよ!ってくらい盛りが良い. アイスクリームもコーラも日本よりずっと量が多いです.


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