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どのような研究をするところか?

 現在の私達の生活は、地球上の様々な地下資源の利用の上に成り立っています. 例えば、自動車、航空機、電子機器類には鉄、アルミニウム、銅、亜鉛などの良く知られた金属やニッケル、チタンなどの稀少金属(レアメタル)を含む材料が数多く使われています.また、建物や道路の建設にはセメントやガラスの原料としての石灰石、珪石、珪砂あるいは骨材(砂利)などの工業原料が必要です.

黒鉱鉱山  このような原料は、鉱物の形で地下に存在しているものを採掘して使います.必要な鉱物からなる地下資源を鉱物資源、その集中しているところを鉱床、そして鉱床を採掘している場所が鉱山です.地質調査所鉱物資源部はこの鉱物資源について研究している部門です.

 鉱物資源部では、現在まで知られている国内の鉱床の位置、鉱床の種類、埋蔵量、品位や地質の特徴について情報収集と調査を行い、どのような地質条件の場所に鉱床が存在するか研究しています.また、世界の鉱床についても研究の対象を広げています.

タングステン鉱床(高取鉱山)  鉱物資源の利用と開発の第一段階は、鉱床がどこにあるか探すことです.これを鉱床探査といいます.地下深くにある鉱床を探査するためには高度な技術が必要です.鉱床が地下のどの深さの、どんな場所に、どのような原因で形成されるのか、鉱床のでき方をしらべて、最も有効な探査法を開発すべく研究を行っています.

 有用な鉱物が生成されるメカニズムは様々です.日本は環太平洋のマグマ活動の活発な地質帯の中にあり、火山や温泉が数多く存在します.このような場所には金・銀・銅などの金属鉱床や珪石、粘土、陶石などの非金属鉱床が形成されます.火山や温泉地帯における金属元素の沈殿や鉱物生成のメカニズムは、鉱物の合成実験や化学分析などによって知ることができます.鉱物資源部はこのような実験に基ずく鉱床の研究にも取り組んでいます.


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