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携帯電話・PHS・無線の効果
       〜非常時の連絡手段〜


 地質調査のときには単独で険しい地域に立ち入ったり,何人かのグループが一時的にバラバラに行動したりすることがあります.ときには緊急に連絡が必要にならないとも限りません.こんな時の非常連絡手段にはどのようなものが有効でしょうか.以下には山岳地域を想定した例で,幾つかの方法を挙げてみます.
  1. 携帯電話
     近年,普及のめざましい携帯電話ですが,山岳地域でも通話エリア内であれば尾根筋では基本的に使用可能です.一方,谷間での通話は困難なことが多いようで,実際には使用範囲はごく限られると考えてよいでしょう.参考までに,3000m級の山脈である北アルプスでも,麓が通話エリアであれば稜線から通話できるという報告もあります.

  2. PHS
     携帯電話とともに利用されることの多いPHSですが,山での使用には向いていないとの話が多いようです.

  3. 携帯無線
     無線には免許の必要なものと免許の要らないものとがあります.両者の違いは主に電力の違いで,免許の要らないタイプ(特定小電力無線)では通話可能なのはおよそ2km以下といわれています.この場合も稜線を挟んでの通話は一般に困難です.ただし,非常用用途を目的としなければ,さまざまな利用方法が考えられます.
     免許が必要な無線は更に開局申請の有無など非常に種類が多く,山岳地域でもかなりの効果を発揮するものもあります.ただし,注意しなければならないのは,この免許では通常業務での使用はできないということです.すなわち,無線法で「金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な興味によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務」以外には使えないこととなっています.詳しくは,(財)日本無線協会や日本アマチュア無線連盟(JARL),日本アマチュア無線振興協会(JARD)などが情報提供していますので,そちらをご参照下さい.
 *** ご注意 ***
 これらの情報はある条件で報告された事例であり,どんな使用状況でもこの通りになるとは限らないことをご承知おき下さい.また,具体的な使用可能状況などの情報がありましたら,ぜひお寄せください.



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