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地殻化学部地球化学研究室の紹介ホームページです。






地球化学研究室では、地殻中の元素の分布や移動を解明する「無機地球化学」及び有機物質や 安定同位体を用いた「有機地球化学」の研究を進めています。



資源の問題としては、近い将来の天然ガス資源として期待されているメタンハイドレート の安定条件を研究するために実験室内でハイドレートの合成を行い、物理的及び化学的性質 と構造を解明する研究を行っています。これまでに大型のハイドレート合成装置を作成し、 化学的性質や構造解明のための塊状のハイドレートを合成し、さらに海底堆積物中でのハイ ドレートの安定条件を求める研究を行っています。



ハイドレート合成装置



地球環境や環境汚染の研究では、元素の広域分布を求めるために、北関東地域や日本海で、 元素の分布図である地球化学図をを作成しており、地球化学の研究とともに有害元素による 環境汚染解明の研究を行っています。また、生活環境中の汚染を解明するために、汚染土壌 中の有害元素の溶出と移動過程を研究し、各種の分析法を用いた高度な計測・分析技術を確 立するための研究も行っています。



北関東地域の地球化学図(1/20万)



基盤的な研究としては、異なる分析法や研究室間で得られた分析値の信頼性を評価し、各 種の分析法の信頼性を向上させるために、これまでに33試料の岩石標準試料を作成し、世 界中の関連機関との共同研究により標準値を定め、分析精度の向上に貢献しています。



岩石標準試料の一例



この他、放射性核種の地球化学的研究として天然に存在するウラン・トリウム系列核種を 形態別に分別してその挙動を解明する研究、深成岩の地球化学的研究として北上山地に分布 する複数の深成岩帯の親マグマの性質や岩石の生成条件を推定する研究、日本各地の炭酸塩 岩中の微量元素の研究を行っています。一方、各種の分析法の研究も行っており、誘導結合 プラズマ(ICP)発光・質量分析法による微量成分分析法の開発、特にレーザーICP質 量分析法を用いて微小領域の元素の分布を明らかにする研究を行っています。また、有機物 質の起源を求めるために、各種バイオマーカーを用いて炭化水素鉱床の起源を解明する研究、 温泉水から沈殿する酸化マンガン鉱物から鉄マンガン鉱床の成因の研究、大気中のガス成分 や炭化水素の研究を行っています。





同位体地学研究室

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最終修正97.4.9