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活断層トレンチ調査のようす

 野坂断層の長谷トレンチ(福井県敦賀市長谷地区)の西側壁面を斜め上から見たようす.
97年8月に掘削.長いはしごの右側に断層がとおる.断層を境に右側(北側)が上がるような動きが見られ,約2万年前の堆積物が1.5〜2m程度上下にずれている.(研究成果の中に野坂断層の詳しい説明があります)

Last modified 2000/11/30 12:00

   

 平成10年度活断層・古地震調査の成果概要
 鳥取県西部地震調査結果速報
  1万分の1「兵庫県南部地震に伴う地震断層ストリップマップ 50万分の1活構造図「東京」(第2版)
                   
 

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 研究室構成メンバー

研究室長 杉山 雄一(すぎやま ゆういち)
sugiyama@gsj.go.jp
研究室員 下川 浩一(しもかわ こういち)
shimo@gsj.go.jp
  粟田 泰夫(あわた やすお)
awata@gsj.go.jp
  佐竹 健治(さたけ けんじ)
satake@gsj.go.jp
  吉岡 敏和(よしおか としかず)
yoshioka@gsj.go.jp
  七山  太(ななやま ふとし)
nanayama@gsj.go.jp
  宮下由香里(みやしたゆかり)
yukari@gsj.go.jp
  関口 春子(せきぐち はるこ)
haru@gsj.go.jp
   宍倉 正展(ししくら まさのぶ)
shishi@gsj.go.jp
重点研究
支援協力員
伏島 祐一郎(ふせじま ゆういちろう)
fusejima@gsj.go.jp
併任 小松原 琢(こまつばら たく)
komatsub@gsj.go.jp

 このほか,変動解析研究室長の佃 栄吉氏,大阪地質センターの寒川 旭,水野清秀両氏が本研究室の研究に主要スタッフとして加わっています.さらに,全国の大学・研究機関の活断層研究者14名の方々に併任をお願いし,本研究室に参加していただいています.

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 研究目的

 1.日本列島の内陸および沿岸海域に分布する活断層の各種パラメータ(たとえば,位置,規模,セグメンテーション,活動性,活動履歴)と各地域の古地震・津波記録を明らかにすることにより,各地域の地震発生危険度と地震被害発生確率の定量的評価を進めます.これは地震災害軽減に関する施策の決定や研究の基礎データに資するものです.

 2.活断層および古地震・津波の調査研究手法を高度化させ,また上述のように,新たな調査手法の開発を図ります.こうして新たに得られたデータにもとづいて,活断層と古地震像をたえず見直し,その精緻化に努めます.

 3.日本列島の活断層・活構造のいろいろな特性を,地質構造発達史(主に歴史科学的な観点)と地球ダイナミクス(主に物質科学的な観点)の両側面から合理的に説明できるような地震テクトニクスモデルを構築します.これにより,現在進行中の構造運動の理論的裏付けを試みます.

 4.以上の研究を通じて得られた活断層・活構造,および古地震・津波に関する各種の情報を様々な媒体や機会を通じて,できるだけ速やかに,かつわかりやすい形で社会に提供してゆきます.

 5.地震予知および地震防災に関連する国内外の諸機関との連携を強化し,共同研究や相互補完的な調査研究を積極的に行うことにより効率的で関連分野への広がりのある活断層・地震関連研究の進展を図ります. 

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 研究内容

「活断層及び古地震による地震発生予測の研究」平成12年度の研究内容

1.全国の主要活断層の地震発生危険度調査(活断層調査事業)
山地・丘陵域の活断層の地震危険度調査としては,岐阜県と福井県にまたがる温見(ぬくみ)断層,岐阜県の揖斐川断層,栃木県の関谷断層の調査を行います.
温見断層と揖斐川断層は濃尾断層系に属する活断層です.温見断層の西半は,1891年の濃尾地震時に,根尾谷断層などと一緒に活動していますが,その東半と揖斐川断層は濃尾地震の際には活動しておらず,詳しい活動履歴は分かっていません.来年度以降に調査予定の武儀川断層と合わせて,濃尾断層系全体の危険度評価を目指します.
一方,関谷断層は那須岳西麓から南へ約30kmに亙って追跡される関東北部最大の活断層です.この断層については,宿場・街道の移転や断層活動を暗示する地名等から,1683年の日光地震を引き起こした可能性が指摘されています.この可能性の検証を含む,活動履歴の解明と危険度評価を目標に調査を行います.
また,伏在活断層及び内湾〜沿岸海域の活断層の危険度調査として,伊予灘の中央構造線の音波探査,ボーリング調査などを行います.この調査は,地質調査所と株式会社四国総合研究所との共同研究として実施します.
このほか,丹後半島の山田断層,京都市内の花折断層南部,関東山地北縁の深谷断層系,香川県の長尾断層,大阪平野の上町断層系などの補備調査を行う予定です.

2.大規模活断層系から発生する地震規模の予測に関する研究
昨年8月にイズミット(コジャエリ)地震を引き起こしたトルコの北アナトリア断層と昨年9月に集集地震を引き起こした車籠埔断層の調査を昨年度に引き続き行います.両断層は,それぞれ大規模な横ずれ断層と逆断層の典型的な例であり,昨年の地震に伴う変位量の分布や活動史の解明を通じて,地震学的なデータから推定される震源
モデルと活断層の構造との対応を詳しく検討する予定です.

3.古地震による地震の再来確率と規模予測に関する研究
11年度に引き続いて,千島海溝沿い地域(道東地域)と駿河トラフ〜南海トラフ沿いの地域で,津波堆積物などの古地震データから,地震や津波の再来頻度を推定する研究を行います.更に道東地域では,津波堆積物の性状や分布から,津波の規模(波高)と遡上方向を明らかにする研究を進めます.

4.活断層・古地震情報の社会化に関する研究
50万分の1活構造図「京都」第2版を刊行する予定です.このほか,同「新潟」,「金沢」,「秋田」の編纂を進めます.また,2.5万分の1花折断層ストリップマップ,同伊那谷断層帯ストリップマップの年度内の編纂完了を目標に作業を進めます.

 「活断層及び古地震による地震発生予測の研究」の平成11年度研究テーマ

 「活断層による地震発生ポテンシャル評価の研究」の平成10年度研究テーマ

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